ニュース 話題

神戸は本当に衰退しているのか?京都市の分析

2017/09/10

神戸は本当に衰退しているのか?

当ブログで「神戸は衰退している」と書いてきた。しかし、本当にそうなのか?

「衰退している」かどうか一番分かるのが、大阪駅、京都駅、三宮駅など市内中心部だ。

人が集まって、物販、飲食など売上が上がると「都市が繁栄している」ように見える。

逆に、人が少ないシャッター商店街は売上も上がらず「衰退している」ように見える。

つまり、「衰退している」かどうかは、都市中心部の小売販売額を見ればいいのだ。

しかし、統計的には「大阪市全体」と「神戸市全体」を比較することが多く、都市の中心市街地だけの売上額の比較データはあまり見る機会がなかった。

ネットで探すと、京都市役所が大阪市、京都市、神戸市の中心部「小売販売額」のデータを公表していた。

 

市中心部の小売販売額

都市名 大阪市中心部 京都市中心部 神戸市中心部
小売販売額 2兆4000億円 7,100億円 5,900億円

出典 京都市 (平成19年商業統計調査)

大阪市中心部の小売販売額2兆4000億円、神戸市中心部5,900億円と神戸は大阪の4分の1しかない。

また、デパートなどの大規模商業販売額の増減を比較すると

都市名 大阪市中心部 京都市中心部 神戸市中心部
大規模商業施設販売額増減 +5.8%増加 +1.3%増加 -1.7%減少

つまり神戸市中心部の小売販売額は大阪市の4分の1、しかも神戸の大規模商業施設の売上は-1.7%の減少となっている。

 

梅田阪急ビル(大阪市)

数字の上からも神戸市中心部の衰退は明らかだ。

ここまで神戸市が衰退した原因の一つは訪日外国人(インバウンド)を取り込めていないことだ。

だが、基本的には、関西全体が地番沈下していることが神戸衰退の原因だ。

関西経済の低迷により、大阪市中心部の土地がバブル期の値段の数分の1で売却されるようになった。

そのため、大阪市内に大規模商業施設やタワーマンションが多く建設されるようになった。

神戸市は、高度経済成長時代に大阪市内でオフィスや住宅が不足したため、その受け皿となり成長できたにずぎない。

関西経済が人口減少、長期低迷の状態にあるので、今後も神戸は衰退するだろう。

神戸が復活するためには、大阪や京都と協力して関西全体でインフラ整備をしないといけない。

しかし、神戸市役所は神戸市営地下鉄と阪急線との接続を拒否するなど、大阪側とインフラで協力するつもりはないようだ。

首都圏では地下鉄と私鉄の相互乗り入れは当たり前のことなのだが、神戸ではその常識が通用しないようだ。

スポンサーリンク



-ニュース 話題

error: Content is protected !!