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【読売新聞】大阪・京都より大きく出遅れた神戸・・・進む高齢化、進まぬ開発

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2019年10月(筆者撮影)

読売新聞は、神戸の再開発の遅れを指摘し、次のような記事を書いている。

大阪・京都より大きく出遅れた神戸・・・進む高齢化、進まぬ開発

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191229-OYT1T50091/

コメント

関西の再開発に興味がある人にとっては「神戸の再開発が遅れている」ことは常識だが、全国的にはまだ知られていない。

大手新聞社が「神戸の再開発が遅れている」ということを紙面に書いた影響はかなり大きいかもしれない。

今後、テレビ局や雑誌が「神戸の再開発が遅れている」ことを特集するかもしれない。

また、不動産開発会社も神戸の再開発に消極的になる可能性もある。

例えば、社員が「神戸の再開発案件」の稟議書や企画書を書いても社内の上層部は承認しない可能性がある。

 

タワーマンション規制

タワーマンションについて賛否両論あってもいい。しかし、神戸市の場合、JR新神戸駅からJR神戸駅までの292haという広範囲にわたって住宅の容積率を400%までに制限し、事実上タワーマンションが建設できなくなる。

これでは、不動産会社は神戸で開発することはないだろう。

神戸市は人口で、2015年に福岡市に抜かれ、2019年に川崎市に抜かれ、全国7位となっている。依然、政令指定都市で最悪の人口減少となっている。

 

神戸空港

2019年11月の神戸空港の月間利用者数は約30万人で年間360万人の可能性もでてきた。

しかし、神戸市の人口は減少し続けており、神戸空港の経済効果はないかもしれない。というのは、大阪府民が神戸空港に就航しているスカイマークを利用するために、三宮駅でポートライナーに乗り換えるだけではないか?

空港利用者が増加すると経済効果があると思われたが、実際は、三宮駅で乗り換えるだけで経済効果がないのではないか?

神戸港に寄港した客船の乗客も9割が京都や大阪に行き、神戸を素通りしたことがあった。結局、神戸空港利用者も三宮を素通りしているのではないか?

神戸空港の建設費は本体工事だけ3,140億円かかっている。神戸医療産業都市、ポートアイランド2期工事、地下鉄海岸線など経済効果がない事業に数千億円も無駄に使っていては神戸が衰退するのは当然かもしれない。

 

神戸市の事業評価が必要

神戸空港の利用者が過去最高と言っても神戸市の人口は減少しているわけで、雇用創出効果、経済効果を検証すべきではないか?

そういう正確な評価をせず「空港利用者が過去最高」とだけ発表し、神戸市が発展しているようにミスリードしているのではないか?

2020年は、日本のテレビ、新聞、雑誌が「神戸は再開発の遅れた政令指定都市最悪の人口減少都市」として報道するようになるかもしれない。

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