2019年10月(医療センター駅から撮影)
神戸医療産業都市は、1995年の阪神・淡路大震災からの経済復興を目的とするプロジェクトとして1998年に構想がスタートし、2020年1月末で368の研究機関、病院、企業、大学が集積し日本最大のバイオメディカルクラスターに成長した。
2015年の経済効果は1,532億円で、神戸市へ税収効果は53億円となった。
雇用者数 2019年3月末
雇用者数 | 人数 |
研究者数 | 2,700人 |
医療従事者 | 3,400人 |
その他 | |
合計 | 11,000人 |
先端医療研究センター(IBRI)
3つのクラスター
医療機関 | メディカルクラスター |
研究所・開発施設 | バイオクラスター |
スーパーコンピューター | シミュレーションクラスター |
医療イノベーション推進センター(TRI)
総事業費4,400億円
(神戸市負担額700億円、残りは国の負担額)
引用 川崎市HP 「総務委員会行政視察概要 視察月日平成30年5月10 日(木)~5月11日(金)」
総事業費4,400億円の中には、スーパーコンピューター京の費用1,000億円以上も含まれていると思われる。
神戸キメックセンタービル(KIMEC)
神戸医療産業都市推進機構の主要拠点
拠点名 | 略称 | 内容 |
先端医療研究センター | IBRI | 認知症や老化等の健康長寿社会の実現 |
医療イノベーション推進センター | TRI | 臨床研究におけるデータ面での支援活動 |
細胞療法研究開発センター | RDC | 再生医療の実用化の促進 |
クラスター推進センター | CCD | 企業、関係団体間の交流連携、 |
神戸医療イノベーションセンター | KCMI | 製薬・再生医療用ラボ |
クリエイティブラボ神戸(建設中) | CLIK | ウエットラボ |
コメント
経済効果は1,532億円なのに、税収効果は53億円なので税率は3.5%ということか?
神戸市の外郭団体、が建設したレンタルラボに企業が入居するケースが多い。しかし3年間の賃料補助期間終了後に企業が撤退しているのではないかという懸念がある。
神戸国際ビジネスセンター(KIBC)
神戸MI R&Dセンタービル(理化学研究所)
理化学研究所(IIB)
神戸医療イノベーションセンター(KCMI)
クリエイティブラボ神戸(建設中)完成予想図(出典 神戸市)
2019年10月
まとめ
2019年10月の休日だったが、ほとんど人がいなかった。
1年365日のうち100日以上ある休日、こんな状態で大丈夫なのかと心配になった。
これらの研究所の内部で物凄い研究がされているのかもしれないが、外から見るだけではよく分からない。
雇用者11,000人というが、医療従事者といっても医者が何人なのか?などもっと具体的に情報開示してもらいたい。