2019年に閉鎖された大阪市西成区の労働施設「あいりん総合センター」(地上13階、地下1階、延床面積約23,270㎡)について、大阪市が近く解体工事に着手する。
大阪市は2025年5月15日に開会する市議会に関連議案を提出する。
解体費用は隣接する市営住宅を含め、計11億4741万円(税込み)で、市議会で可決されれば、本契約を締結し、2027年3月末に解体が完了する予定。
引用 読売新聞
2019年に閉鎖された後も、ホームレスが寝泊まりしていたため、大阪府が裁判を起こし2024年12月に大阪地裁がホームレスを立ち退かせる強制執行を行った。
引用 関西テレビ
地図
あいりん総合センター跡地の利用イメージ

出典(大阪市)
- 北側を「住民の福利・にぎわいエリア」として整備
- 南側を「労働エリア」として整備
あいりん総合センター跡地概要
名称 | あいりん総合センター跡地 |
所在地 | 大阪府大阪市西成区萩之茶屋1丁目3番44号 |
用途 | 市営住宅・医療・職安 |
敷地面積 | 約6,000㎡ |
延床面積 | 23,267,4㎡ |
階数 | 地上13階・地下1階 |
竣工 | 1970年10月1日 |
閉鎖 | 2019年4月 |
アクセス | JR・南海「新今宮駅」徒歩1分 |
以下は過去記事
大阪市は2024年12月19日、あいりん総合センターと隣接する元市営住宅の解体撤去工事の入札を公告しており、2025年2月4日に開札を予定。
現在のセンターは鉄筋コンクリート造で地上13階、地下1階建てで、解体撤去の工期は契約日から令和9年3月末(2027年3月末)までとしており、建設工事の着工は9年度以降(2027年度)となる。
引用 産経新聞
公募型プロポーザル(2024年)
大阪市西成区は、「2024年度あいりん総合センター跡地等における「住民の福利・にぎわいエリア」の利活用方策検討業務」の公募型プロポーザルを実施し、あいりん総合センター跡地等における「住民の福利・にぎわいエリア」の利活用に向けた共同提案体を委託予定事業者に特定した。同者のみが参加した。
引用 建設ニュース