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パナソニック「フルサイズミラーレスカメラ」参入遅れ、数年連続赤字か?

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日経新聞(2020年9月9日)によると、パナソニックは大型の画像センサーを搭載した「フルサイズミラーレスカメラ」「LUMIX S5」を2020年9月25日に発売する。価格はオープンだが、オンラインではカメラボディ単体約25万円、レンズキット約29万円で予約販売されている。

 

ソニーから6年遅れでフルサイズに参入

パナソニックは2008年にオリンパスと共同で、小型ミラーレス一眼カメラ規格「マイクロフォーサーズ」を立ち上げた。

一方、ソニーは2013年に世界初のフルサイズミラーレスカメラを発売し、現在ではこの市場で6割のシェアを握る。

パナソニックは2019年に、シェア10%を目標にフルサイズミラーレス市場に参入したが、現在までの市場シェアは0.5~2%で、数年連続で赤字が続いているようだ。

 

フルサイズミラーレスカメラ市場シェア(出典BCN)2020年6月

順位 メーカー シェア
1位 ソニー 60.0%
2位 キャノン 23.5%
3位 シグマ 8.5%
4位 ニコン 7.4%
5位 パナソニック 0.5%
You Tuber(ユーチューバー)が最大の顧客?

スマホのカメラ性能が飛躍的に向上しており、1万円~3万円のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)の需要は急激に減少した。

そのため、メーカー各社は少量生産でも利益を出せるフルサイズミラーレスに参入している。

パナソニックのマイクロフォーサーズ・ミラーレスカメラ「GH5」(ボディ単体約20万円)が、You Tuber(ユーチューバー)に人気となっていた。

実際、パナソニックのカメラを使用するユーチューバーを「パナチューバー」と呼ぶくらい、多くのユーチューバーがパナソニックのカメラを使用していた。

しかし、最近、有名You Tuber(ユーチューバー)がソニーのフルサイズミラーレスに機材変更することが多くなっている。

ちなみに、パナソニックが2020年9月に発売する「LUMIX S5」の月産生産台数は1,500台と少ない。

SNSに投稿するなら、画質的にはスマホで十分なため、本格的なカメラを購入する購入者層は極端に少なくなっており、逆にYou Tuber(ユーチューバー)の存在感が大きくなっている。

 

市場としてのYou Tuber(ユーチューバー)

有名ユーチューバーの年収は数億円などと話題になっているが、彼らは「経費」で国際線ファーストクラスに搭乗したり、高級ホテルに宿泊している。そのため、今までの消費者と比較にならないくらい高額の「旅行代金」を「経費」として消費する。

  • ユーチューバーって、面白いことをしている「ちょっと頭のよくない人」と思っているかもしれない。
  • しかし、実際は、青色申告個人事業主として、税制にも詳しく「頭のいい人」が多い。

例えば、カメラなら30万円未満は全額単年度経費算入でき、それ以上は5年間の減価償却することになるので、30万円までのカメラを購入することが多い。

日本国内で年収数百万円以上のユーチューバーが数万人としても、全世界では数十万人がいることになる。

彼らを「高額の機材を購入する消費者」として認識すべき時代に入ったと思う。

 

このブログは、パナソニックの映像機器を使用しています

関西の情報を伝えるブログなので、当然「パナソニック」の映像機器を使用しています。

もちろん、複数のカメラやレンズを使用しているのですべてが「パナソニック」でありませんが、やはり、本当に関西を応援するブログなので、1つくらいは「パナソニック」を使うべきだと思って購入しました。

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