スカイマーク 「羽田空港・神戸空港・那覇空港」から「宮古（下地島）空港」3路線就航 2020年10月25日

みやこ下地島空港ターミナル（筆者 撮影）

スカイマークは2020年10月25日（日）から「羽田ー宮古（下地島）線」「神戸ー宮古（下地島）線」「那覇ー宮古（下地島）線」の3路線に就航する。

45日前までの予約料金「ダッシュいま得」は2020年8月25日（火）午前7時発売開始。

羽田ー宮古（下地島）線

神戸ー宮古（下地島）線

那覇ー宮古（下地島）線

コメント

• 国土交通省の羽田空港発着枠（5往復）を地方空港に配分する政策コンテストに「スカイマーク」「沖縄県」「宮古島市」など4者が共同提案したもの。
• 「神戸ー沖縄便」は1日5往復から1日3往復に減便となる。
• 関西からはジェットスターが2020年3月から「関空～宮古（下地島）線」の運航を再開したが、下地島空港に近い伊良部島（宮古島市）には高級なヴィラタイプのホテルが多く、LCCの利用者層と異なる部分もある。したがって、スカイマーク就航により新な顧客層を開拓できる可能性がある。
• 羽田空港（1日1往復）、神戸空港（1日1往復）、那覇空港（1日2往復）の合計４往復となる。これは、1日1往復では採算がとりにくいからだと思われる。

2019年3月30日「みやこ下地島空港ターミナル」が開業し、ジェットスター・ジャパンが成田空港から1日1往復で就航した。

関空ーみやこ下地島空港線も2019年7月から就航したが2019年12月に一時運休し2020年3月29日から週3往復（繁忙日は1日1往復）で再開した。

• 下地島空港は、1979年7月に国内エアラインのパイロットを養成する訓練飛行場として開設され、3,000m × 60mの滑走路を有し大型機も就航できる。
• 宮古島本島の宮古空港は 2,000ｍ × 45mの滑走路で、基本的に大型機の就航は難しい。

近年、宮古島への観光客が増加しており、宮古空港のターミナルビルの処理能力に余裕がなくなっていた。

みやこ下地島空港ダイヤ（2020年10月25日～）

コメント

「みやこ下地島空港」は2019年3月に定期便が就航したばかりで、空港バスも1日3便～4便と交通アクセスが整っていないが、下地島と陸続きの「伊良部島」には多くのホテルが開業している。

実際に行ってみたが、みやこ下地島空港周辺には「17エンド（飛行機が近くに見える）」くらいしか観光地がない。しかも、1日1便～2便程度なので飛行機を見るにもしても便数が少ない。

むしろ、飛行機の便数の多い宮古島本島の「宮古空港」からレンタカーで観光した方が便利だ。

実際、宮古空港からみやこ下地島空港へは車で30分くらいなので、あえて「みやこ下地島空港」を利用するメリットはあまりない。

しかし、関東や関西から那覇空港を経由して宮古島へ行くよりも、所要時間が短縮されるというメリットは大きい。

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