武田薬品、大衆薬子会社「武田コンシューマーヘスルケア」を2,420億円で売却、MRや事務職の希望退職募集

武田御堂筋ビル (筆者撮影)

武田薬品工業は、ビタミン剤の「アリナミン」や風邪薬の「ベンザブロック」の製造販売を行う子会社「武田コンシューマーヘスルケア」を米大手投資会社「ブラックストーン」に2,420億円で売却する。

今後、武田薬品工業本社は、収益性の高い医療用薬品に経営資源を集中する。

しかし、武田薬品工業は国内社員5,350人のうち、研究開発部門・生産部門を除く30歳以上のMR(医療情報担当者2,100人)や事務職などを対象に希望退職を募集する。

MR(医療情報担当者)をリストラしても、医療用薬品の売上が増加するはずもなく、報道の通りには受け止められない。

 

武田コンシューマーヘースルケア 概要
会社名武田コンシューマーヘースルケア
本社所在地東京都千代田区丸の内1丁目8番2号
売上高641億円(2019年3月期)
最終利益96億円(2019年3月期)
関西の拠点大阪オフィス・十三CMCセンター・生産拠点 京都府福知山市
設立2016年4月15日 武田薬品工業から分社化
売却の背景

2011年、武田薬品工業は研究開発部門を大阪から神奈川県藤沢市の湘南研究所に移転した結果、京大・阪大・神戸大などから優秀な研究者を確保すること困難となった。そのため、湘南研究所では成果をあげることができなくなったと言われている。

この窮地を打開するため、武田薬品工業は2019年1月、アイルランドの薬品大手「シャイアー」を6兆8000円で買収した。しかし、これにより武田薬品工業の財務内容が悪化したため、不動産や子会社などを売却している。

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