（東京駅前・常盤橋プロジェクト）トーチタワー62階建・高さ385m・延床面積55万㎡「TOKYO TORCH（トウキョウトーチ）」2028年5月竣工最上階は展望施設

出典三菱地所

三菱地所は、東京駅の日本橋口前「常盤橋地区（敷地面積3.1ha）」を「TOKYO TORCH（トウキョウトーチ）」として再開発している。

2棟の超高層ビルを含む合計4棟のビルで構成され、最も高いビルの名称は「Torch Tower（トーチ・タワー）」で、建物の規模は、地上62階建・高さ385mで、設計は三菱地所設計、施工は清水建設が担当する。

2023年9月27日に起工式を開き、2028年5月に完成する予定。

超高層ビル2棟

2028年5月に「Torch Tower（トーチ・タワー）高さ385m・地上62階」が竣工すると、2023年7月に竣工した「麻布台ヒルズ・森JPタワー（高さ330m）」を抜いて日本一高いビルとなる。

地図

「Torch Tower」東京駅前常盤橋プロジェクト B棟概要

名称	「Torch Tower」東京駅前常盤橋プロジェクト B棟
所在地	東京都千代田区大手町2丁目、中央区八重洲1丁目
用途	事務所・ホテル・店舗・駐車場等
敷地面積	31,400㎡（全体計画）
延床面積	553,000㎡
客室数	約110室
階数	地上62階・地下4階
高さ	385m
構造	鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造
設計	三菱地所設計
施工	清水建設
着工予定	2023年度（起工式2023年9月27日）
竣工予定	2028年5月

61階および屋上には、富士山を望む「展望施設」を設置する。
59階～60階には高級賃貸住宅約50戸（1室当たり面積70㎡台～400㎡台）を設置する。月額家賃は70㎡台の住戸で100万円以上、最も広い住戸（約400㎡台）で月額家賃500万円以上と予想される。
53階～58階には、スーパーラグジュアリーホテル「Dorchester Collection（ドーチェスター・コレクション）」110室（客室面積50㎡～100㎡予想）が入居する。
7階～52階はオフィスとなる。
3階～6階には、2,000席の大規模ホールを設置する。
地下1階～6階は、100店舗が入居する商業施設となる。
4棟のビル合計の敷地面積は約31,400㎡、総延床面積は約740,000㎡となる。

トーチタワーの低層部

広場のイメージ（トーチタワーと常盤橋タワーの間）

出典三菱地所

コメント

経済性、デザイン的には高さ250mのツインタワー2棟がいいと思っていたが、「展望台収益」や「シンボル的な建物」とするために385mの高さになったのかもしれない。

例えば展望台入場料を3,000円とし、年間来場者数400万人とすると入場料収入は年間120億円になる。開業後数年で来場者が減少するとしても10年間で約1,000億円の入場料収益が期待できるかもしれない。（年間来場者数予想300万人～400万人：価格は未定）

また、スーパーラグジュアリーホテル「Dorchester Collection（ドーチェスター・コレクション）の延床面積は21,400㎡で、客室数は約110室で、客室面積は50㎡以上と予想される。

東京駅前常盤橋プロジェクト全体概要

出典首相官邸（2020年9月公表）

3F～6Fに設置される「ホール」は、約2,000席で、災害時に帰宅困難者の一時滞在施設となる。

従来の容積率は1,760％だったが、日本橋エリアの首都高速道路地下化、東京駅の地下歩行者ネットワーク整備への協力を前提に1,860％に引き上げられた。

常盤橋タワー（A棟）概要

出典三菱地所

商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace」が2021年7月21日にグランドオープンした。

東京駅前常盤橋プロジェクト C棟（変電所）概要

東京駅前常盤橋プロジェクト D棟（下水ポンプ場）概要

以前の完成予想図

Torch Tower 出典三菱地所（以前の完成予想図）