2010年撮影
ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)は、灘五郷の造り酒屋・櫻正宗の八代目当主「山邑太左衛門」の別邸としてアメリカの建築家「フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)」(1867年~1959年)が設計し、1924年に完成、その後、1947年から淀川製鋼所の所有となった。
1974年には国の重要文化財に指定されている。
2019年のユネスコ世界遺産委員会で、米国内の「ライト建築群」が世界文化遺産に登録されることが決定した。
登録されたのは「落水荘(カウフマン邸)1936年竣工」「グッケンハイム美術館(NY)1959年竣工」など米国内の8件のみで、ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)は「追加登録候補」となっているものの、2020年時点で世界文化遺産には登録はされていない。
今後、世界文化遺産に登録される可能性もある。
ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)概要
施設名 | ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅) |
所在地 | 兵庫県芦屋市山手町3-10 |
開館時間 | 土・日・水 10:00~16:00(入館は15:30まで) |
入館料 | 500円(大人)・200円(小・中・高校生) |
アクセス | 阪急芦屋川駅から北へ徒歩10分(坂道) |
設計 | 遠藤新建築創作所 |
施工 | 女良工務店 |
竣工 | 1924年 |
敷地面積 | 5,228.1㎡ |
建築面積 | 359.1㎡ |
延床面積 | 542.4㎡ |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上4階建 |
室内の様子
西洋建築の特徴であるシンメトリー(左右対称)のデザイン
リニューアル前
旧帝国ホテル(明治村 岐阜県)ライト設計
フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)が設計した「旧帝国ホテル」とは、大谷石を使用するなど共通点も多い。