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近鉄「金沢都ホテル跡地」に日本海側随一の高さ(高さ150m級か?)「官民複合ビル」開発案、金沢都ホテル跡地を含むエリア「59ha」が「都市再生緊急整備地域」に指定

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左:ホテル日航金沢 / 右:ANAクラウンプラザホテル金沢

近鉄不動産(大阪市)は、金沢駅前の旧・金沢都ホテル跡地について、日本海側で最高クラスの高さとなる官民複合ビルの開発構想を石川県と金沢市に提示した。報道によると、この計画では上層階にホテル、中層階にレジデンス(住宅)、下層階に公共利用スペースを配置する案が検討されている。

参照 北國新聞社

  • 上層フロア:ホテル
  • 中層フロア:レジデンス(住宅)
  • 下層フロア:公共スペース(地元側は文化観光施設を検討)
  • 日本海側で随一となる高さ:新潟市中央区の「万代島ビル(朱鷺メッセ)」31階(展望台の高さは地上125m・建物の高さは143m)を超える?

万代島ビル(朱鷺メッセ)写真AC

当ブログの分析

当ブログの分析では、上層フロアには延床面積約2万~2.5万㎡、客室数200~250室規模の高級ホテルが想定され、「マリオット」「ウェスティン」「シェラトン」など外資系ブランドが入居候補として浮上する可能性がある。

中層フロア(想定約2万㎡・約200戸)は分譲マンション(レジデンス)として販売し、その売却収入で投資資金を早期に回収する計画が考えられる。

また、下層フロアを公共利用スペースとすることで、石川県や金沢市など自治体が建設費の一部(約50億円~約100億円規模)を負担するスキームが検討されている可能性もある。

仮に総建設費を約400億円と試算した場合、近鉄不動産の直接負担はホテル部分の約150億円にとどまり、分譲マンションの売却による約150億円の回収と、公共部分に対する自治体負担(約50億円~100億円想定)を組み合わせることで、近鉄側の実質的なリスクを抑えた事業モデルとなる可能性がある。

当ブログの分析では、自治体の負担額は約50億円~約100億円規模になると見込まれるため、事業化には議会での予算案承認が不可欠となる。そのプロセスを踏まえると、着工までには相応の時間を要し、竣工時期は2030年から2032年頃になる可能性が高いと予測される。

 

都市再生緊急整備地域

2025年6月27日、政府は金沢市の中心部、金沢駅東口一帯の約59ヘクタールに及ぶ「金沢駅東地域」を、都市再生特別措置法に基づく「都市再生緊急整備地域」に指定する政令を閣議決定しました。

この指定により、建物の高さ制限や容積率といった都市計画上の規制が緩和され、駅周辺での大規模な再開発が可能になります。

再開発の中心地:旧・金沢都ホテル跡地

今回の対象地域には、2017年に閉館した「旧・金沢都ホテル」(敷地面積:約4,900㎡)の跡地も含まれています。

この跡地は、従来は高さ制限60mが課されていたため、再開発の自由度が大きく制限されていました。しかし今回、都市再生緊急整備地域への指定により高さ制限の撤廃が実現。今後は超高層ビルやランドマーク性のある複合施設などの建設も視野に入ってくるでしょう。

当ブログ作成の完成イメージ図(非公式)

予想される建物(AIによる検証)

項目 当ブログ予想 制度的に可能な範囲 AIの検証
高さ 130~150m 制限なし(特別地区指定後) 実現性高い
延床面積 約63,000㎡ 容積率1,300%なら最大58,500㎡(敷地4,500㎡想定) 近い水準
総工費 300~400億円 妥当なレンジ 高級ホテル含む複合開発として妥当

金沢市の狙いと申請の経緯

金沢市は2024年12月24日に内閣府に対し、この59haのエリアを「都市再生緊急整備地域」として申請していました。駅前再開発を加速させ、ビジネスや観光拠点としての機能強化を図るのが狙いです。

地元経済界からも「北陸新幹線の開業効果を持続させるには、駅前の刷新が急務」とする声が上がっており、今回の指定で再開発プロジェクトが一気に動き出す可能性があります。

面積59ha(出典 金沢市・当ブログで加工)

地図

当ブログの予想

金沢駅前の金沢都ホテル跡地について、所有者である近鉄不動産(大阪市)の倉橋孝壽社長は2024年12月25日「北陸一のブランドとなる複合施設を考えている」と明らかにした

引用 北國新聞

近鉄不動産は「北陸一のブランド」にする意向なので、個人的な予想ですが、現在の金沢駅前の一番高いビル「ポルテ金沢(ホテル日航金沢)」(地上30階・高さ130m・延床面積約6.2万㎡)を超える規模になるのではないか?

 

当ブログの予想

名称 旧・金沢都ホテル再開発計画(仮称)
所在地 石川県金沢氏此花町6番10号
敷地面積 4,886.28㎡
延床面積 63,000㎡(当ブログ予想)
容積率 1,300%まで緩和(当ブログ予想)
高さ 130m~150m(当ブログ予想)
階数 地上30階(当ブログ予想)
高層階(高級ホテル) 200室・2万㎡(当ブログ予想)
中層階(レジデンス) 200室・2万㎡(当ブログ予想)
「分譲マンション」
低層階(公共スペース) 2.3万㎡(当ブログ予想)
公共スペース(地元側は文化観光施設を検討)
事業者 近鉄不動産
開業時期 2030年~2032年(当ブログ予想)
アクセス JR金沢駅前

旧・金沢都ホテル跡地」の高さ制限は60mだが、当ブログの予想では高さ130m~150m程度まで緩和される可能性があると思う。

また、容積率も1,300%程度まで緩和されると思う。

当ブログの予想では、高さ130m~150m・地上30階・延床面積約6.3万㎡、総工費300億円~400億円の規模になると思う。

インバウンド客の増加に対応するため、外資系高級ホテルを軸とした再開発になると思う。

ちなみに、近鉄は「マリオット」「ウェスティン」「シェラトン」などの外資系ブランドのホテルを日本国内で展開している。

外資系高級ホテルの規模は客室面積50㎡以上、約200室、延床面積2万㎡と予想される。

中層階はレジデンス(約200室、延床面積2万㎡)と予想される。

残り2.3万㎡は公共スペース((地元側は文化観光施設を検討)。

 

旧 金沢都ホテル 概要
名称 旧・金沢都ホテル
所在地 石川県金沢氏此花町6番10号
敷地面積 4,886.28㎡
延床面積 31,984.89㎡(本館と新館の合計)
階数 地上7階・地下3階(本館)
地上8階・地下1階(新館)
客室数 193室
開業 1963年
閉館 2017年
アクセス JR金沢駅前

 

ホテル日航金沢(ポルテ金沢)

左:ホテル日航金沢 / 右:ANAクラウンプラザホテル金沢

  • 名称                  :ポルテ金沢(ホテル日航金沢)
  • 所在地   :石川県金沢市本町2-15-1
  • 階数    :地上30階・地下2階
  • 高さ    :130m
  • 構造    :鉄骨、鉄骨鉄筋コンクリート造
  • 敷地面積  :7,653.62㎡
  • 延床面積  :61,935m㎡
  • 竣工    :1994年3月

 

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