「武田薬品大阪工場」 大阪市淀川区十三(出典 大阪府)
武田薬品工業大阪工場は敷地面積約160,000平米と大規模だが、近年、研究部門は神奈川県湘南研究所に移転し、大阪工場で作っていた固形製剤は山口県光市の光工場で生産し、治験薬部門は武州製薬(埼玉県)に移管する。
今後、大阪工場は「アリナミンV」などの研究・生産施設と、抗がん注射剤「リュープリン」に特化したサイトとなる。
しかし、その「リュープリン」も災害対策として生産設備を分散する方針で、武田薬品工業光工場でも「リュープリン」を生産する。
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武田薬品工業「大阪工場」を阪急神戸線側から撮影(2018年7月)
工場の敷地は約16万平米と巨大で、ぐるっと一周すると1.6km以上ある。実際には民家や高架道路などがあり、単純に一周はできない。
武田薬品工業 大阪工場 概要
開設 | 1915年 |
所在地 | 大阪市淀川区十三本町2丁目(阪急十三駅西口徒歩5分) |
敷地面積 | 160,000平米 |
従業員(2006年) | 1,100名 |
施設(2006年) | 固形製剤、治験薬、リュープリン |
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武田、大阪本社ビル売却へ 創業の地・道修町 https://t.co/Mt2uUFn8UK
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2018年7月5日
武田薬品工業は、大阪本社ビル(大阪市道修町)と周辺ビルを約600億円で売却する。
これは、アイルランド製薬会社「シャイアー」を7兆円で買収するため、財務内容を改善するためと言われる。
「武田薬品工業大阪工場」の研究部門、一部生産部門、治験部門が移転しており、今後が注目される。
阪急十三駅から武田薬品工業大阪工場まで
阪急十三駅西改札口
十三の飲食店街を通る
高架道路の下を通過する
阪急神戸線の線路に沿って歩く
阪急十三駅西改札口から徒歩5分~7分くらいで到着する。
武田薬品工業大阪工場の前は阪急神戸線があり、再開発となれば、駅を新設することは可能だが、十三駅から近すぎるので地上駅は設置されないと予想される。
阪急十三駅~新大阪間に建設される「阪急新大阪連絡線」の十三駅は地下駅になると予想されるので、地下で駅と直結することはできる。
工場の敷地は16haと大きいが、高架道路が真ん中にあり、東西に分断されているので、再開発となれば東西の2区画になると予想される。
今まで開発が遅れていた十三だが、今後、再開発となれば、大きく変化する予感がする。