
2026年10月14日、オリエンタルランド・クルーズは、2029年春に運航を開始するディズニークルーズ事業の客船名を「ディズニー・イマジネーション(Disney Imagination)」号と発表しました。
同船は、すでに2025年度から造船が始まっており、2029年春の就航を目指しています。
事業費は約3,300億円で、このうち船体建造費が約2,900億円、予備費が約400億円となっています。
ディズニー・イマジネーション号は、全長約340m、総トン数約14万トンの大型クルーズ船となる予定です。
乗客は約4,000人、客室数は約1,250室、乗組員は約1,500人を想定しています。
東京発着の短期クルーズが中心
航路は、東京国際クルーズターミナルを発着地とする短期航路を中心に運航する計画です。
2泊~4泊程度のクルーズを中心とし、料金は1人10万円~30万円程度が想定されています。
短期間でディズニーの世界観を楽しめるため、国内のファミリー層などにも利用しやすいサービスになる可能性があります。
オールインクルーシブ型の料金体系
料金体系は、一部の体験や飲食代を除き、客室、キャラクターとの没入感あふれる体験、ラグジュアリーダイニングからカジュアルダイニングまでの幅広い食事、プール、レクリエーションなどを含むオールインクルーシブ型となります。
基本料金に多くのサービスを含めることで、船上でディズニーの世界観を総合的に楽しめるクルーズとなりそうです。
| 事業概要 | クルーズ船の所有・経営・運営 |
| 船名 | ディズニー・イマジネーション(Disney Imagination) |
| 就航 | 2029年春 |
| 就航港 | 東京国際クルーズターミナル |
| 船籍 | 日本籍 |
| 航路 | 東京国際クルーズターミナルを発着する短期航路が中心(2泊~4泊) |
| 料金 | 標準的な価格帯:2〜4泊で10万〜30万円 |
| 料金体系 | オールインクルーシブ |
| 総トン数 | 約14万トン |
| 全長 | 340m |
| 総客室数 | 約 1,250室 |
| 乗客定員 | 約 4,000 人 |
| 乗組員数 | 約 1,500 人 |
| 総投資額 | 約 3,300 億円(船体2900億円、予備費400億円) |
| 年間利用者数 | 40万人 |
| 年間売上高 | 1,000億円 |
| 利益率 | 20%(既存のテーマパーク事業と同じ) |
| 建造開始 | 2025年度 |
ディズニークルーズは、1998年に就航して以来、世界各地で運航を拡大してきました。
2026年10月時点では、8隻のクルーズ船を運航しています。
2026年3月には8隻目となる「ディズニー・アドベンチャー」がシンガポールから就航しています。
ハワイ航路では、オアフ島、マウイ島、カウアイ島、ハワイ島などを巡るアイランドホッピング型のクルーズも設定されています。
日本のディズニークルーズについても、オリエンタルランドは「首都圏の港を発着する周遊クルーズがメイン」と発表しています。
航海日数は2~4泊程度を予定しているため、東京から大阪へ移動するような片道型のクルーズよりも、首都圏を出発して複数の地域を巡り、再び首都圏へ戻る周遊型の運航が中心になると考えられます。
では、どこを訪れるのでしょうか。
現時点では具体的な寄港地や航路は発表されていません。ディズニー側も、日本での具体的な航路については今後発表するとしています。
個人的には、東京から大阪へ移動するような都市間輸送型ではなく、首都圏の港を発着地として、南の島などを巡る観光型のクルーズになる可能性があると考えています。
例えば、世界自然遺産の小笠原諸島は候補の一つとして考えられます。
実際、東京都も東京港を発着地とする小笠原クルーズを実施しており、東京から小笠原を訪れるクルーズ自体には実績があります。
ただし、ディズニー・イマジネーション号が小笠原に寄港することは現時点で決まっていません。
今後、正式な航路が発表されれば、日本のディズニークルーズが「どこへ行く船」になるのかが明らかになってきそうです。
