ヤフーが2017年10月からグランフロント大阪に新オフィスを設置する。
ヤフーは大阪富国生命ビルに入居しているが引き続き営業し、「グランフロント大阪タワーA 37階」の新オフィスは「ネットサービスの開発拠点」となると思われる。
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2017年10月以降は、「富国生命ビルのオフィス」と「グランフロント大阪」の2拠点体制になる。
ヤフー全体では、大阪市と福岡市の2ヵ所の開発拠点で最大数百人のエンジニアを雇用する計画となっている。
これは、首都圏でのIT技術者の確保が困難になってきており、大阪と福岡でIT技術者を募集する動きと思われる。
ヤフーの社員数
- 全社員数 約6,000人
- IT・開発部門 約2,500人(今後、大阪・福岡で合計数百人になる予定)
グランフロント大阪には、2017年6月に、「さくらインターネット」が移転しており、IT企業の集積拠点となる可能性がある。
グランフロント大阪のメリット
商業施設が多い
一般的な超高層ビルでは、商業施設が少なく、いわゆるランチ難民が発生するが、グランフロン大阪では食事や買い物をすることができる。
また、JR大阪駅周辺には阪急百貨店、阪神百貨店、大丸百貨店のデパート3店、ヨドバシカメラ(家電量販店)などがある。
交通アクセスが圧倒的にいい
JR(環状線、東海道線)、阪急(京都線、宝塚線、神戸線)、阪神、大阪市営地下鉄(御堂筋線、谷町線、四つ橋線)と4社9路線と地下街などで直結している。
関空、伊丹空港、新幹線(新大阪駅)にもアクセスがいい。
遊び心がある
グランフロン大阪には、ボルタリング(壁登り)施設や、メルセデスベンツのカフェがあったり、遊び心があり、開発環境が整っている。
周辺の宿泊施設が多い
グランフロン大阪にはインターコンチネンタルホテルが入居するが、出張には使えない高価格帯のホテルだ。
しかし、梅田周辺には、出張で使えるリーズナブルなホテルが多数あるので、国内の出張にも便利。
コメント
昼休みに「ボルダリング」をし、週末金曜の夜に、関空に行って、海外旅行する。
そして、月曜の早朝に帰国、グランフロン大阪の深夜営業している飲食店で時間調整し、午前9時に出勤する。
ちょっと前なら不可能だった「ライフスタイル」をグランフロント大阪で実現できるかもしれない。
職場(オフィスビル)とショッピングや飲食を分けるのではなく、一体化するメリットがグランフロント大阪にはある。
ウォーターフロントは不便
フジテレビが赤字転落
引用 Business Journal http://biz-journal.jp/2017/12/post_21616.html
フジテレビの業績がよくない。いろいろ原因はあると思うが、その一つに「ウォーターフロント」の不便さがあるのではないか?
ウォーターフロントのイメージはいい。しかし、例えば半径10kmの円形の商圏を考えるとウォーターフロンの商圏の半分は「海」になるので、内陸の商業地の半分しかない。
例えば、東京のお台場へは、新交通「ゆりかもめ」や「りんかい線」(JR埼京線と直通運転、JR京葉線乗り換え)でアクセスできるが、それでも、乗り換えが必要な場合もあり、都内の都心と比較するとアクセスは悪い。
大阪でも南港のウォーターフロンとの開発は苦戦している。やはり、交通の便のいい都心でないと再開発はうまくいかないと思う。