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【JR新宿駅】東西自由通路 2020年7月19日(日)供用開始「新宿の小売売上高増加か?経済効果は?」

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東改札前(旧北通路 出典 JR東日本)

西改札前(旧北通路 出典 JR東日本)

JR東日本は、JR新宿駅の「東西自由通路」を2020年7月19日(日)の始発から供用開始した。

新「東西自由通路」の位置は「(改札内)中央通路」の北側で、従来「(改札内)北通路」と呼ばれた通路の幅員を17mから25mに拡幅し延長100mの「東西自由通路」とするもの。

総事業費は115億円で、JR東日本、新宿区、国がほぼ3分の1ずつ負担し2012年に着工していた。1日に終電後から始発までの数時間しか工事できないため8年間という長期間の工事となった。

 

出典 JR東日本

 

出典 新宿区

地下2階部分を新に建設する「立体的」な工事だった。

コメント

従来、JR新宿駅の東西を往来するには、3つのルートがあった。

  • 新宿駅南口ルート(南側 甲州街道)
  • 角筈(つのはず)ガード下ルート(中央)
  • メトロプロムナード・ルート(北側)

しかし、10分~15分かかったり、狭いガード下を通行する必要があり不便だった。

今回「東西自由通路」が完成すると、JR新宿駅の東西の回遊性が高まり滞在時間が長くなり消費額も増加すると予想される。JR新宿駅から半径1km圏内の小売売上高は年間1兆円と言われるので5%消費額が増加するだけでも年間500億円の経済効果がある。

 

JR新宿駅東口広場の歩行者空間拡張(2020年7月中旬)

出典 JR東日本

 

出典 JR東日本

全国地区別小売売上高(当ブログ推定)
地区名 年間小売売上高(推定)
新宿(東京) 1兆円
梅田(大阪) 9,000億円
銀座(東京) 5,000億円
池袋(東京) 5,000億円
日本橋(東京) 5,000億円
なんば(大阪) 5,000億円
河原町(京都) 4,500億円
横浜(神奈川) 4,500億円
栄(愛知) 4,000億円
天神(福岡) 4,000億円
神戸(兵庫) 4,000億円
渋谷(東京) 4,000億円

 

梅田と新宿の小売売上高の推定(当ブログ)

梅田 新宿
2019年以前 9,000億円 1兆円
2019年11月リンクス梅田開業 9,500億円 1兆円
2020年7月新宿東西自由通路供用 9,500億円 1兆500億円
2021年阪神百貨店Ⅱ期開業 1兆円 1兆500億円
2024年旧大阪中央郵便局建替+JR西北ビル開業 1兆500億円 1兆500億円

2020年現在、新宿地区が日本一の小売売上高だが、2019年11月に「リンクス梅田」が開業したことにより土日の人出は「梅田」の方が多くなり、小売売上高も「新宿1兆円」に対して「梅田9,500億円」と肉薄したと予想される。

しかし、2020年7月のJR新宿駅東西自由通路供用開始により、新宿の小売売上高は年間ベースで500億円増加すると予想され、再び、梅田地区との差を広げると思われる。

この結果、「梅田」が「新宿」に並ぶのは2024年の「大阪中央郵便局建替+JR西北ビル開業」くらいになると思われる。

その後2028年「うめきたⅡ期」が完成すれば「梅田」が「新宿」を完全に抜き去る。そうなれば「梅田」が日本一の商業地区となる。それは「梅田」が世界一の商業地区になることを意味する。

関西人のみなさん、10年以内に梅田が世界一位の「商業地区」になるんですよ。準備はできてますか?「大阪・梅田」は世界一の「商都」になるんです。

そしたら、このブログは「世界一の都市開発ブログ」になるかもしれへんなあ。

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