JR東西線(写真右側)
大阪市建設局はJR学研都市線・JR東西線「京橋駅」の地下化に向けた調査検討業務を委託する。
平成12年度(2000年)に「着工準備採択」されたが、2014年度の建設事業評価有識者会議で事業休止と判断され、2021年現在「事業休止中」のままとなっている。
2014年時点の総事業費は650億円だった。
参照 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=120351
事業名 | JR片町線・東西線 連続立体交差事業 |
公示距離 | 約1,300m |
踏切除去数 | 3ヵ所 |
地下化駅 | 1駅 |
総事業費 | 約650億円(2014年) |
着工準備採択 | 平成12年度(2000年)大阪市 |
都市計画決定 | 未定 |
事業認可(着工) | 未定 |
事業完成 | 未定 |
出典(大阪市)
https://www.city.osaka.lg.jp/shiseikaikakushitsu/cmsfiles/contents/0000294/294837/01-1_tyosyo.pdf
地下化の必要性
JR学研都市線・東西線「京橋駅」の前後1,300mを地下化することにより、踏切3ヵ所を除去でき、交通渋滞を緩和できる。
また、京橋駅周辺の都市計画を推進することができる。
事業休止の理由
本事業の必要性は高いが、大阪市の財政難と京橋駅周辺の都市計画が決定していないことから事業休止となっている。
出典 大阪市(一部加工)
JR東西線が地下化されると、南北道路の「玉造筋」を「国道1号線」まで延伸する計画が進む可能性がある。また、京橋駅の東側の南北道路「豊里矢田線(鴫野・蒲生)」の整備が進むと思われる。
JR東西線の地下化は、京橋エリアの再開発が一段を加速する可能性がある。
JR京橋駅と旧イオン京橋店の間に「京橋変電所」(当ブログ試算面積2,400㎡)がある。
この部分は「玉造筋」の延伸ルート上にあり、延伸が決定すれば移転すると予想される。
また、京阪京橋駅とJR京橋駅の間の老朽化した「京橋駅自転車駐車場」も「玉造筋の延伸ルート」上にあり、移転または撤去される可能性がある。
JR東西線のホームから撮影
大阪市の財政も最悪期を脱したと思われるし、JR京橋駅周辺では「旧イオン京橋」が取り壊され、再開発計画がある。さらにNTT西日本の本社が京橋に移転するなど、京橋エリアの再開発が進んでいる。
今後、「JR京橋駅」地下化事業が復活する可能性もあるのではないか?