関西空港(筆者撮影)
2025年2月25日、関西エアポートは2025年1月(単月)の関西3空港(関空・伊丹・神戸)の利用状況を発表した。
関西空港の2025年1月の国際線旅客数は229万人で、1994年9月の開港以来の最多を記録した。
また、2019年1月比でも国際線旅客数は112%(外国人134%・日本人64%)とコロナ禍前の実績を上回った。
関西空港全体の利用者数は282万人で、神戸空港の28万人の10倍の利用者数を記録した。また、伊丹空港の国内線旅客数は124万人だった。
- 関西空港282万人(前年同期比+27%)
- 伊丹空港124万人(前年同期比+12%)
- 神戸空港 28万人(前年同期比+ 7%)
関西3空港の2025年1月(単月)利用者数
神戸空港(筆者撮影)
空港 | 利用者数(2025年1月) |
---|---|
関西空港 | 282万人(国際線229万人・国内線53万人) |
伊丹空港 | 124万人(国内線のみ) |
神戸空港 | 28万人 (国内線のみ) |
3空港合計 | 434万人(国際線229万人・国内線205万人) |
2025年春、関西空港発着枠増加
2025年春、関西空港の1時間当たりの発着枠は45回から60回に増枠される。
年間の発着枠も23万回から30万回へ7万回増枠される。
滑走路運用の変更(2025年春)
滑走路 | 運用(2024年現在) |
A滑走路(1期島)3500m | 離陸 |
B滑走路(2期島)4000m | 着陸 |
↓↓↓
滑走路 | 運用(2025年春) |
A滑走路(1期島)3500m | 着陸 |
B滑走路(2期島)4000m | 離陸 |
2024年現在、関西空港のA滑走路(1期島)から離陸し、大阪湾を大きく旋回するため、混雑が発生している。
2025年春以降、関西空港のB滑走路(2期島)から離陸することで、旋回半径を小さくし、空域から短時間で離脱できるようになる。その結果、空域の混雑を緩和できる。
2025年4月18日神戸空港国際チャーター便就航
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神戸空港(筆者撮影)
2025年春、神戸空港の1日の発着枠は国内線80回から国内線120回に増枠され、年間の発着枠は約2.9万回から4.4万回へ1.5万回増加する。
2025年4月18日、別枠で国際線チャーター便が就航する。
2030年代には、神戸空港の利用者数は、国内線510万人、国際線190万人の合計700万人となると予想される。
2030年、3空港発着枠合計50万回
2030年時点の関西空港の発着枠は年間30万回、伊丹空港は年間13.5万回、神戸空港は年間5.8万回となり合計約50万回になる予定。