神戸空港(筆者撮影)
航空会社は、空港会社に着陸料を支払う。国営空港の場合は、一律料金だが、空港会社や市営空港は着陸料が異なる。
そこで、神戸市に資料から神戸空港の着陸料を試算してみる。
出典 神戸市
神戸空港は1日30往復(60便)なので、年間最大10,950往復となる。
2017年度の着陸料7億5500万円を10,950回で割ると、68,950円となる。
神戸空港に就航している飛行機の機材は737-800型機がほとんどだが、ボーイング777も1往復就航しているし、沖縄路線は着陸料が減免されている。
また、1日の発着便数が30往復(60便)以下のときもあるので、あくまでも参考値です。
伊丹空港の737-800型機の着陸料は155,358円となっている。
さらに、伊丹空港では、2018年10月28日から「旅客サービス施設使用料(PSFC)」として出発260円、着陸260円が設定された。
(伊丹空港は騒音が激しいので特別着陸料片道300円が徴収されていたが、2019年現在、この特別着陸料がどうなっているかははっきりしない。)
ボーイング737-800型機の着陸料合計試算(国内線)
神戸空港 | 伊丹空港 | |
着陸料 | 約70,000円 | 155,358円 |
空港利用料(PSFC) | 260円×300座席(1往復) | |
合計 | 約70,000円 | 約233,358円 |
当ブログの分析なので、100%の正確性はないが、神戸空港の着陸料は伊丹空港の3分の1と思われる。
神戸空港が増便され、伊丹空港が減便になれば、関西3空港合計の着陸料収入が減少することになる。
神戸空港増便というならば、まず神戸空港と伊丹空港の着陸料を同一金額にすべきだ。