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なにわ筋線(2031年春開業)JR線と南海線の湊町リバープレイス付近の分岐の様子(SSなんばビル・キャナルテラス堀江WEST解体へ)

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なにわ筋線は、大阪駅(うめきたホーム)とJR難波駅及び南海本線新今宮駅を結ぶ約7.2kmの鉄道新線で2031年春完成予定。

「なにわ筋線」はJR大阪環状線「福島駅」付近で「なにわ筋」の地下に入る。

その後、地下構造のまま「なにわ筋」を南下し中央大通りの南で分岐してJR難波駅と南海(仮称)新難波駅に至る。

JR難波駅の北側で「JRルート」と「南海ルート」に分岐する。

「南海ルート」は、住友倉庫南堀江再開発予定地(現在駐車場)の南西の角の地下をわずかに通過し、なんばSSビル(大日本印刷ビル)の地下を通過する。

「JRルート」は、キャナルテラス堀江WESTとなんばSSビル(大日本印刷ビル)の地下を通過する。

南海ルートは単線シールド2本、JRルートは複線シールド1本となる。

2025年6月

2025年6月

キャナルテラス堀江WEST(後ろのマンションは解体されない)

なんばSSビル(大日本印刷ビル)

住友倉庫南堀江再開発予定地(現在駐車場)

 

なにわ筋線 事業概要
事業者 関西高速鉄道
西日本旅客鉄道
南海電気鉄道
整備区間 JR大阪駅(地下ホーム)~JR難波・南海新今宮
建設キロ 約7.2km
整備駅 中之島駅(仮称)
西本町駅(仮称)
新難波駅(仮称)
事業費 約3,300億円
整備手法 償還型上下分離方式
事業期間 2019年度~2031年度
開業時期 2031年春(予定)
最高速度 110km/h
運行本数 560本/日
編成車両数 6両、8両、9両
需要予測 約24万人/日

 

出典 大阪市(当ブログで加工)

当ブログの理解では(仮称)西本町駅の南で、JR線(複線シールド)と南海線(単線シールド×2本)に分岐すると思われる。

当ブログの予想ではJR線(複線シールト)の両側から、南海線(単線シールド×2本)が合流すると思われる。

JR(複線シールド)の幅約11mと南海線(単線シールド×2本)の幅約16mの合計約27m幅が必要になる。


JR線(出典 大阪市)

 

南海線(出典 大阪市)

結局、JR線と南海線を合流させるためには、地下で立体交差する必要があるのだと思われる。

JR難波駅は分岐点から近いので、深い位置に敷設すると急勾配になるため。そのためJR線は、南海線よりも浅い位置に敷設されると思われる。

一方、南海線は、分岐点よりも距離が長いため深い場所に敷設しても急勾配とならないと思われる。

また、南海線は新今宮駅で南海本線に合流するので、南海本線の両側から合流するため、単線シールド×2本の方が都合がいいと思われる。(当ブログの予想)

 

2019年

湊町リバープレイス付近の様子

出典 大阪市

なにわ筋は幅員も広く、JR線(約11m)と南海線(約16m)を地下に敷設できる。

しかし、なにわ筋線からJR難波駅や南海(仮称)新難波駅の区間は、斜めの道路はなく、マンション、住宅、商業ビルの地下に敷設すると思われる。

 

なにわ筋


なにわ筋の東側の市街地(1)

なにわ筋の東側の市街地(2)

JR難波駅の北側の「住友倉庫南堀江再開発予定地」

 

大深度地下を利用できるか?

「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」では、首都圏、近畿圏、中部圏の一部区域が指定されており、一定の条件をみたせば、大深度を公共的使用できる。

大深度とは「(1)地下40m以深」または「(2)支持地盤上面から10m以深」とされる。


出典 国土交通省

まとめ

なにわ筋線は、大阪メトロ中央線、鶴見緑地線の下に敷設される。

深度ははっきりしないが、例えば中央線(本町駅付近)の深度が地下20mとすると、JR線は地下30m、南海線はさらに深く地下40m~50mになると思われる。

南海線は「大深度(地下40m)」を利用することができると見られる。

しかし、JR線はJR難波駅がそこまで深くないので、南海線よりも浅く地下20m~30mに敷設されるかもしれない。

その場合、JR難波駅の北側の市街地の地下20m~30mに敷設できるのだろうか?

JR線(複線シールド1本)+南海線(単線シールド×2本)で、しかも地下での立体交差・合流もありかなりの難工事になるのではないか?

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