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【コラム】2025年大阪万博開催も神戸は素通りか?

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大阪湾岸エリア(2018年9月撮影)

2025年大阪万博が開催される。

大阪に宿泊できない観光客が神戸に流れるのではないか?という期待を持つ神戸人がいるようだ。

しかし、そうはならないだろう。

というのは、大阪万博開催地に周辺、大阪湾がエリア(大阪市此花区・港区)の地価は神戸市中心市街地よりも安いからだ。

つまり、不動産開発会社にとって、地価の安い大阪湾岸エリアの土地を買う方が、神戸市中心市街地の土地を買うよりも利益が期待できるのだ。

大阪南港(咲洲)

大阪南港(咲洲)には駐車場などが多く、再開発余地がある。ホテルを建設できない規制もあるが、緩和される方向にある。

わざわざ、万博会場の夢洲へ1時間近くかかる神戸よりも、大阪湾岸エリアの方がアクセスはいい。しかも、大阪湾岸エリアの方が神戸市街地よりも地価が安い。

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大阪市内のホテル開業

  • 2018年開業ホテル  約8,800室(当ブログ集計)
  • 2019年開業ホテル  約8,000室(当ブログ集計)
ホテル客室数(当ブログ集計)
2016年 50,000
2020年 70,000

現在のところ2020年~2021年までに開業するホテル計画はある程度分かっているが、2025年までに開業するホテル計画は公表されていないことが多い。

しかし、2020年以降も毎年6,000室のホテルが開業すると、2025年までに、大阪市内のホテル客室数は100,000室に達する可能性がある。

そうなると、万博会場(夢洲 大阪市)から1時間かかる神戸市内に宿泊する需要はかなり少ないと思われる。

 

神戸は衰退する?

投資資金が大阪の湾岸エリアに集中することで、神戸は投資対象から外れ、神戸の再開発は停滞する可能性がある。

また、神戸市は市街地でのマンション建設を規制をする方針なので、神戸は衰退するしかない。

神戸に万博サテライト会場ができるとしても、ポートアイランド南部と予想されるので、船で夢洲の万博会場と連絡されることになるだろう。

そうすると、夢洲の万博から日帰りで、神戸のサテライト会場を訪問することになる。

大阪万博が決定したことで、大阪メトロ中央線延伸はほぼ決定し、夢洲にさらに140億円が投資される。

これは、IR(統合型リゾート)誘致に大きなメリットとなる。

多くの不動産会社は、IRが大阪に決定するとの予想で、投資資金を大阪湾岸エリアに集中させる動きがでるだろう。

そうなると、投資資金を神戸に振り分ける余裕はなくなるだろう。

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