大阪メトロ「大阪港駅」から筆者撮影(2023年4月)
旧「大阪みなと中央病院」(大阪港駅前)は2019年9月1日に閉院し、新「大阪みなと中央病院」として大阪メトロ「弁天町駅」前に移転・開院したが、旧病院は解体されていなかった。
2024年11月現在、旧「大阪みなと中央病院」の解体工事に着工しており、2027年5月に解体が完了する予定。
解体施工は、一般競争入札により27億8500万円(税別)で「坪井工業・シマJV」に決定している。
参照
地図
2023年4月(筆者:南西から撮影)
名称 | 旧・大阪みなと中央病院 |
所在地 | 大阪市港区築港1丁目8-30 |
所有者 | 独立行政法人地域医療機能推進機構(東京) |
敷地面積 | 5,300㎡ |
延床面積 | 19,000㎡ |
階数 | 地上7階 |
構造 | 鉄筋コンクリート |
容積率 | 400%(北半分)
300%(南半分) 当ブログ調べ |
建ぺい率 | 80%(当ブログ調べ) |
用途地域 | 商業地域(北半分)
第1種住居地域(南半分) 当ブログ調べ |
解体施工 | 坪井工業・シマJV |
解体費用 | 27億8500万円(税別) |
解体完了 | 2027年5月末 |
大阪市の考え
大阪市のHPに『同病院の用地が売却されるにあたり「住宅用途を主目的とする条件を付して売却してまいります。」とした文書が、平成26年12月9日付けで、同病院の事業主体である独立行政法人地域医療機能推進機構理事長から大阪市長あてに提出されている』と記載されている。
しかし、大阪市は、旧・大阪みなと中央病院の跡地に関する権利を持っていないことから、跡地利用については法的な拘束をすることはできないとしている。
参照 大阪市PDF
コメント
独立行政法人地域医療機能推進機構としては、「住宅用途を主目的とする条件を付して売却」する方針と見られるが、法的な拘束力はなく、将来的に変更になる可能性もあると思う。
大阪メトロ大阪港駅前という好立地だけに、大阪市も積極的に提案すべきではないか?
大阪港駅の北側は「海遊館」もある観光エリアで、仮にタワーマンションに建替えられるにしても、低層階は商業施設やバスターミナルとすべきだと思う。
現地看板(2023年4月)
旧・大阪みなと中央病院の所有者「独立行政法人地域医療機能推進機構」は、2019年1月に「旧・大阪みなと中央病院」の解体の実施設計・工事監理業務の一般競争入札を行う予定だったが、延期している。