出典 大阪市
2018年8月、大阪市は「もと扇町庁舎用地」と「扇町庁舎南側用地」(敷地合計 9,153平米)の売却に関する開発事業者募集プロポーザルにかかる事業予定者を決定した。
今後は2020年に着工し、2022年10月に竣工する予定。
事業予定者(3者共同)
- ヒューリック
- 医療法人医誠会
- 一般財団法人仁厚医学研究所
マンションなどの住居は不可で「広域からの集客・賑わいを創出し」まちの活性化に役立つ開発が要件となっていた。
再開発概要
- 約560床の高度医療施設
- 50席~200席の劇場2施設
- カフェ・コンビニなどの交流促進施設
出典 大阪市
北側施設と南側施設は連絡ブリッジで往来でき、一体的に利用できる。
2019年3月撮影
手前が「北用地」、後方が「南用地」
2019年3月撮影
現地の案内板では、「IMW計画」とある。これは、かつて医療法人医誠会が旧朝日放送社屋・旧ホテルプラザ跡地に計画していた名称と同じ。
また、案内板に記載されている運営主体の「ホロニウスグループ」は、医療法人医誠会と在宅介護事業などを運営するグループ名のこと。
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「もと扇町庁舎用地と南側幼稚」 物件概要
名称 | もと扇町庁舎用地(北側) | もと扇町庁舎南側用地 |
所在地 | 大阪市北区南扇町7-1 | 大阪市北区南扇町1-1 |
敷地面積 | 4,470平米 | 4,683平米 |
容積率 | 600% | 400% |
合計面積 | 9,153平米 | |
予定額 | 64億4780万円 |
出典 大阪市
北用地の様子(2019年3月撮影)
南用地の様子(2019年3月)
2018年8月にあった駐車場は閉鎖されているようだ。
事業計画の概要
- 医療施設(560床の総合病院)と、劇場、健美カフェ・コンビニ、ツアーデスク等を併設し、「賑わい創出」機能をもった複合施設とする。
- 北側 地上8階建・地下1階
- 南側 地上13階建・地下1階
- 劇場 「150席から200席のホール」1か所と「50席から100席のミニホール」1か所
- 災害時に帰宅困難者への一時滞留スペースとして開放する機能を確保する
扇町ミュージアムキューブ
賑わい施設として2つの劇場、ホワイエ・カフェ、キューブなどのアート複合空間を設置する。
出典 大阪市
扇町公園から南を撮影
扇町公園から北西を撮影
近年、扇町公園周辺にはマンションなどが多く建設され人口が増加している。そういう意味で医療施設への潜在的需要は高いと思われる。
また、医療施設が充実することで、マンションの立地も有利になるという相乗効果があるのではないか?
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