2024年5月(南西から撮影)
NTT西日本(大阪市)、NTTアーバンソリューションズ(東京)、NTT都市開発(東京)は、大阪城の南側に最高級ホテル「パティーナ大阪(Patina Osaka)」を2025年3月31日に開業する。
ホテルの規模は、地上20階建・高さ102m・客室数221室で、基本設計はNTTファシリティーズ、実施設計・施工は竹中工務店が担当する。
出典 NTT都市開発(西側からのイメージ)
ホテルブランドの「パティーナホテルズ&リゾーツ(Patina Hotels & Resots)」は、シンガポールの高級ホテル「カペラホテルグループ」の新ホテルブランドで2021年にモルディブに初開業した。
「パティーナ大阪」が日本初進出となる。
公式サイト https://patinahotels.com/ja/ourfootprint-osaka
- 188 guestrooms(標準客室面積50㎡以上)
- 33 suites
- (標準客室188室+スイートルーム33室の合計221室)
標準客室(188室)の客室面積は50㎡以上で、スイートルームも33室を設置する。
当ブログの予想では、グラングリーン大阪(うめきた2期)に2025年開業予定のヒルトン系最上級ホテルブランド「ウォルドーフ・アストリア大阪」と並び日本最高級のホテルとなると思われる。
アクセスは、Osaka Metro谷町線・中央線「谷町四丁目駅」から徒歩約8分、JR大阪環状線「森ノ宮駅」から徒歩約10分。
地図
パティーナ大阪 概要
現地付近の看板を撮影
名称 | パティーナ大阪(Patina Osaka) |
---|---|
所在地 | 大阪市中央区馬場町6番30号 |
用途 | ホテル |
敷地面積 | A敷地4,895.01㎡(全体敷地13,600㎡) |
建築面積 | 2,289.82㎡ |
延床面積 | 38,606.57㎡ |
容積対象面積 | 33,655.02㎡ |
構造 | 鉄骨造・地下一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
高さ | 101.569m |
階数 | 地上20階・塔屋2階・地下3階 |
客室数 | 221室
188 guestrooms(標準客室面積50㎡以上) |
建築主 | NTT都市開発 |
基本設計 | NTTファシリティーズ |
実施設計 | 竹中工務店 |
外装デザイン | 光井純 アンド アソシエーツ 建築設計事務所 株式会社 |
インテリアデザイン | 株式会社ストリックランド |
施工 | 竹中工務店 |
着工 | 2023年1月 |
竣工 | 2025年1月 |
開業 | 2025年3月31日 |
アクセス | Osaka Metro谷町線・中央線「谷町四丁目駅」から徒歩約8分
JR大阪環状線「森ノ宮駅」から徒歩約10分 |
駐車場 |
建築計画の概要
立面図
配置図
旅客業施設計画の概要
西側からのイメージ(出典 NTT都市開発)
客室(出典 NTT都市開発)
プールエリア(出典 NTT都市開発)
バンケットホール(出典 NTT都市開発)
2023年7月(筆者スマホ撮影)
出典(NTT都市開発)西側から夕景
出典(NTT都市開発)南側からのイメージ
テラス付きの20階スカイロビー(出典 NTT都市開発)
大阪城や難波宮跡の景色を望むスカイロビーやレストラン、国際会議なども開催可能な多目的ホール、スパ・フィットネスエリアも設置する。
- 全体の敷地面積は13,600㎡で(史跡指定地、A敷地、B敷地)の3敷地に分かれる。
敷地名 | 史跡指定地 | A敷地 | B敷地 | 合計 |
敷地面積 | 5,800㎡ | 4,900㎡ | 2,900㎡ | 13,600㎡ |
用途 | 広場空間 | ホテル | オープンスペース |
南西から撮影
南から撮影
南東から撮影
北から撮影
北面を撮影
北西から撮影
西面を撮影
大阪城公園から撮影
大阪城公園
2023年12月(南西から撮影)
2023年12月(南から撮影)
2023年12月(南東から撮影)
右の建物は、NTT西日本通信ビルで1階建て(高さ約10m)に減築される予定。
2023年12月(北東から撮影)
2023年12月(北西から撮影)
2023年12月(ホテルの北側の大阪城)
2023年12月(西から撮影)
2019年11月(難波宮跡公園から北方向を撮影)
所在地 | 大阪市中央区馬場町3-15 |
敷地面積 | 13,600㎡「NTT西日本ビル(4,900㎡)・東側のNTT西日本馬場町ビル(2,900㎡)・西側の駐車場(5,800㎡)」 |
令和2年度第3回大阪市都市計画審議会(2021年2月12日)によると
https://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/cmsfiles/contents/0000004/4310/R3.2.12tokeishinkaigiroku3.pdf
- 西敷地 難波宮跡の整備・保存を行う史跡指定地
- A敷地 高規格ホテル(200室)・低層階は国際会議も開催できる多目的ホール
- B敷地 は既存の電話局を減築して観光支援を図る
デザイン
- 中高層部はガラス基調の外観として大阪城を引き立たせるよう配慮し、また、水平・垂直方向を分節することで圧迫感の軽減に配慮した計画とする
(大阪市)法円坂北特定街区の変更案
出典 大阪市
出典 大阪市
出典 大阪市
- 大阪府は、現NTT本社ビルのある敷地を「法円坂北特定街区」に指定しており、現行の「最高高さは63m・容積率410%」となっているが、これを「最高高さ102m・容積率690%(A敷地)」に変更する。
- 2020年12月25日~2021年1月15日まで特定街区の変更手続きを縦覧し、その後正式に告示される予定。