【LCC】ピーチとバニラ、統合へ【ANAグループ】

ANA系のLCC会社「ピーチアビエーション」と「バニラ・エア」が2020年までに統合する方針を固めた。

経営統合が実現すれば、売上高756億円となり、ジェットスタージャパンを抜いて、日本国内1位のLCCとなる。

経営統合後は「ピーチ」ブランドに一本化する見通し。

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なぜ、ピーチとバニラは統合するのか?

従来LCC(格安航空会社)は「エアバスA320」、「ボーイング737-800」などの小型機を使用し、片道4時間以内の短距離路線に就航していた。

しかし、LCCのエアアジアXがエアバスA330-300型機を使用し、関空~ハワイ路線に就航した。

同じくスクート(LCC会社)もボーイング777を使用し、関空~ハワイ路線に就航した。

そこで、ANAも中距離LCC分野に進出しようとしているが、ANAグループには「ピーチアビエーション」と「バニラ・エア」の2社があり、どちらが中距離LCCに参入するか課題になっている。

その中で、業績好調の「ピーチ」と業績不振の「バニラ」を統合した上で中距離LCCに参入するスキームが浮上してきた。

 

ピーチとバニラの最近の業績

売上高利益
ピーチ517億円62億円(営業利益)
バニラ239億円-7億円(最終損失)
2社統合後756億円55億円(営業利益)
  • 2社統合後の社員数    1,500人
  • 2社統合後の保有機数    34機

ピーチは24時間稼働の関西空港を拠点とし、狭い座席に合わせ、小柄な女性の取り込みに絞り込んだことで、黒字化している。

一方のバニラエアは拠点とする成田空港が24時間空港ではないことから、機材効率が悪く業績は不振となっている。

 

社風の違い

ピーチアビエーションは2011年に日本初の本格的LCC(ローコストキャリア)として設立された。

当初はANAの出資比率は33%で、ANAの支援は期待できず、自主独立の社風により、鉛筆1本まで節約して2012年に運航開始し、2014年3月期に単年度黒字化した。

バニラエアは2011年に「エアアジア・ジャパン」として設立され、2012年に運航開始したが、2013年10月に運航休止した。その後、2013年11月に商号を「バニラ・エア株式会社」に変更し、2013年12月に運航を再開した。単年度黒字化したが、その後、赤字となっている。

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