大阪市は大都市で人口も増加しているが、大阪府全体や周辺の自治体の人口は減少している。
そういう意味で「地方の活性化」をテーマとした本書は、関西に住む人々にとってなんらかの参考になるのではないか?
例えば、地方では車社会になっているのに、行政は相変わらず駅前中心に中途半端な再開発をしている。当然、駅間はシャッター商店街になる。
そうすると行政は税金を投入して外郭団体を入居させ見かけは賑わっているように繕う。
民間企業や住民も声だけで、自らは動かず、行政頼りになっている。
結局のところ、行政は空港など箱物をつくればそれで終わり。住民も箱物があることで満足し、箱物を積極的に活性化しようとはしない。
行政・民間企業・住民すべてが、何十年も前の成功体験がは忘れられず、再現しようとして失敗を繰り返しているだけ。
『100回でなんとなーくわかる地方都市の現状』34 pic.twitter.com/RibsmXhrnH
— 「地方は活性化するか否か」公式アカウント (@chiikizone) January 21, 2022