ATR72-600(72座席)
新潟空港を拠点とする地域航空会社「トキエア」は、 2024年9月27日、新潟空港~名古屋(中部国際空港セントレア)路線に就航する。
運賃は片道7,900円~で、2024年9月17日から発売する。新規就航記念セール運賃は6,900円。
「トキエア」は、すでに「新潟=札幌(丘珠)」・「新潟=仙台」の2路線に就航しており、新潟空港~名古屋(中部)路線は3路線目となる。
使用機材は、ATR72-600型機(72席)で、2機で運航している。
ATR72-600(シート)の例・(トキエアの座席ではない)
概要
- 2024年9月17日15:00発売開始
- 2024年9月27日運航開始
- 新潟発9:10=名古屋(中部)着10:30(月・金・土・日)
- 新潟発13:10=名古屋(中部)着14:30(月・金・土・日)
- 名古屋(中部)発11:10=新潟着12:25(月・金・土・日)
- 名古屋(中部)発15:10=新潟着16:25(月・金・土・日)
- 運賃(トキトク・72時間前):7,900円~19,900円
- 運賃(トキユニ・60分前):13,500円
- 運賃(トキビズ・60分前):21,900円~28,900円
新規就航記念セール運賃
- 6,900円(別途旅客施設使用料が必要)
- セール期間:2024年9月17日~2024年11月29日
- 搭乗期間:2024年9月27日~2024年12月2日
今後、新潟空港=神戸空港、新潟空港=佐渡空港に就航する予定。
ただし、佐渡空港の滑走路長さは890mと短いため、現在使用中のATR72-600型機(72席)では運航できず、新機材「ATR42-600S型機(40座席)」または「ATR42-600型機(48席)」が必要になると思われる。
日時 | 内容 |
2022年11月 | 国土交通省に認可申請 |
2022年11月5日 | ATR72-600型機(1号機・72席)が新潟空港に到着 |
2022年1月末 | ATR72-600型機(2号機・72席)が新潟空港に到着
客室前方を貨物室に変更できる「カーゴフレックス(Cargo Flex)」タイプで貨物室に変更した場合座席数は44席 |
2023年3月31日 | 国土交通省から「航空運送事業許可」を取得 |
2024年1月31日 | 新潟空港~札幌・丘珠空港に就航 |
2024年4月26日 | 新潟空港~仙台空港に就航 |
2024年9月27日 | 新潟空港~名古屋(中部)空港に就航予定 |
2022年11月5日に「ATR72-600型機(72座席)」1機が新潟空港に到着した。JA01QQとして登録。
2号機は客室前方を貨物室に変更できる機材で、JA02QQとして登録。
佐渡空港への就航については、当初予定していた新型機「ATR42-600S型機(40座席)」の開発が2025年に遅れるため、既存の「ATR42-600型機(48席)」の座席数を31席に減少させ、890m滑走路の佐渡空港に就航する計画が進んでいる。
機材について
機材 | 座席数 | 機数 | 内容 |
ATR72-600型機 | 72座席 | 2機 | 2021年9月29日リース契約を締結し、フランス製のプロペラ機「ATR72-600型機(72座席)」×2機(JA01QQとJA02QQ)を10年間のリースで調達する。
1号機は2022年11月5日に新潟空港に到着した。 2号機は2023年1月末にに新潟空港に到着予定。 |
ATR42-600S型機 | 40座席 | 2機 |
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ATR42-600型機 | 48座席 | 2機 |
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型式 | ATR42-600 | ATR42-600S | ATR72-600 |
製造会社 | ATR(Avions de Transport Régional )フランス・イタリア | ||
全長 | 22.7m | 27.2m | |
全幅 | 24.6m | 27.1m | |
全高 | 7.6m | 7.7m | |
最大離陸重量 | 18.6t | 22.8t | |
エンジン出力 | 2,400 SHP × 2 | 2,475 SHP × 2 | |
座席数 | 48座席 | 40座席 | 72座席 |
巡航速度 | 556km/h | 510km/h | |
航続距離 | 1,326km | 1,528km | |
滑走路長 | 1,050m(22人なら800m) | 800m |
- 乗客重量は1名76kgで計算
- ATR72-600は、ATR42-600をストレッチした機材
- ATR42-600Sは、ATR42-600の派生モデルでブレーキなどを強化し800m滑走路に離着陸できる短距離離着陸(STOL)機材
試験飛行
2021年5月25日、成田空港と佐渡空港間を試験飛行した。機材は定期便用で使用される予定の「ATR機」ではなく10人乗りプロペラ機で所要時間は1時間10分だった。
将来的には、首都圏空港(羽田空港や成田空港)と佐渡空港を結ぶ路線の運航を検討しているが、羽田空港は60席以下の小型機の乗入れを原則禁止しているので「ATR42-600S(40座席)」を使用するなら成田空港が有力かもしれない。
(参照 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/common/000029714.pdf)
- 伊丹空港=新潟空港にはANAとJALが就航しており、事前購入運賃は10,000円。
- 関西空港=新潟空港にはLCCピーチアビエーションが就航しいるが、2024年10月27日から運休。
- 2022年3月からFDAが神戸空港=新潟空港路線に1日1往復で就航したが、2023年8月20日を最後に運休。
名称 | トキエア株式会社 |
英語表記 | TOKI AIR co., Ltd. |
本社所在地 |
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拠点空港 | 新潟空港 |
就航予定路線(空港) |
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使用機材 |
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設立 | 2020年7月 |
代表者 | 長谷川政樹 |
運航開始予定 | 2023年3月 |
公式サイト | http://www.tokiac.com/ |
- TOKI Aviation Capital Co., Ltd.はLCC設立、運営会社で、実際に運航するのは「トキエア株式会社」と思われる。
- ATR42-600S型機は、短距離離着陸できるSTOL機で、現行のATR42-600の滑走路1,050mよりも250m短い800mの滑走路にも離着陸できる。したがって佐渡空港(滑走路890m)にも就航可能となる。