GW後に比べ人出3倍超も 緊急事態解除後初の週末https://t.co/eWMb0xikRF
JR新宿駅では30日の滞在人口が5・6万人で宣言発令中だった9日と比べて約2倍。大阪メトロ梅田駅では30日の滞在人口は3週間前より3・6倍に急増。
— 産経ニュース (@Sankei_news) May 31, 2020
「梅田(大阪)」と「新宿(東京)」のどちらの人出が多いか?
人によって答えが違うと思うが、産経新聞に「スマホの位置情報」を解析した「1日当たりの滞在人口」が掲載されている。
日時 | 梅田駅(大阪) | 新宿駅(東京) | すすきの駅(札幌) | 栄駅(名古屋) | 天神駅(福岡) |
2020年1月25日(土) | 194,000人 | 167,000 | 99,000人 | 73,000人 | 91,000人 |
2020年5月9日(土) | 22,000人 | 28,000人 | 24,000人 | 14,000人 | 18,000人 |
2020年5月30日(土) | 80,000人 | 56,000人 | 39,000人 | 34,000人 | 41,000人 |
出典 産経新聞
2020年1月25日(土)の普段の土曜日の人出は、「梅田(19.4万人)」・「新宿(16.7万人)」と梅田の方が多かった。
これは、2019年11月16日に梅田に「リンクス梅田」(年間来館者予想7,700万人)が開業したことがプラスに影響した可能性もあるが、「梅田」が「新宿」と並ぶ日本最大級の商業地区であることは間違いない。
今後、阪神百貨店2期(2021年秋~2022年開業)、旧大阪中央郵便局建替(2024年開業)が完成すれば「梅田」が「新宿」を完全に上回る可能性がある。
さらに2024年~2028年にかけ「うめきた2期」(大阪駅北)が開業すると「大阪・梅田」が圧倒的「日本1位の商業地区」になると予想される。
「日本1位と言うことは、世界1位ということだ。」
「うめきた2期」三菱地所案(出典 UR都市機構)
順位 | 駅名 |
1位 | 新宿駅(JR東 乗車79万人)+地下鉄+私鉄 |
2位 | 渋谷駅(JR東 乗車37万人)+地下鉄+私鉄 |
3位 | 池袋駅(JR東 乗車57万人)+地下鉄+私鉄 |
4位 | 大阪・梅田駅(JR西 乗車43万人)+地下鉄+私鉄 |
5位 | 横浜駅(JR東 乗車42万人)+地下鉄+私鉄 |
新宿駅は日本一の乗降客数で1日300万人以上と言われるが、この数字には私鉄からJRへの乗換客も算入されている。
つまり、単に新宿駅で乗換する人が多いというだけでしかない。
この数字を根拠に「新宿が日本一の商業地」と東京マスコミは放送しているが、正確な分析ではない。
今後スマホの位置情報を基にした正確なデータ分析が一般化すれば、大阪(梅田)に出店する企業が多くなる。
JR大阪駅北側「リンクス梅田」と「グランフロント大阪」
順位 | 駅記名 | 乗車人数 |
1位 | 大阪駅 | 433,637人 |
2位 | 京都駅 | 200,426人 |
3位 | 天王寺駅 | 147,871人 |
4位 | 京橋駅 | 135,294人 |
5位 | 三ノ宮駅 | 124,917人 |
6位 | 鶴橋駅 | 100,067人 |
7位 | 広島駅 | 77,169人 |
8位 | 神戸駅 | 70,925人 |
9位 | 岡山駅 | 69,571人 |
10位 | 新今宮駅 | 66,083人 |
JR西日本管内でも、5位「三ノ宮(12万人)」、6位「鶴橋駅(10万人)」と乗車人数の差は少ないが、これは「鶴橋駅」で近鉄から「JR大阪環状線」に乗換える客が多いという数字でしかない。
旧大阪中央郵便局建替(2024年開業)完成予想図(出典 JR西日本)
JR東海の資料によると「東京駅(新幹線)」乗車人数104,451人、「新大阪駅(新幹線)」84,467人となっている。新大阪駅は東京駅の8割程度と大阪の新幹線需要は大きい。
東海道新幹線は1日370本が運行されているが、新大阪始発・着便(のぞみ200番台・300番台・400番台など)は1日120本~150本で、朝夕は1時間当たり3本~4本の新大阪駅始発便が運行されている。
したがって、新大阪駅~大阪駅(約3.8km)に新幹線線路を敷設してもいいくらいの需要がある。
JR東海とJR西日本との境界線の問題もあり簡単ではないが、北陸新幹線はJR大阪駅まで延伸すべきだ。
将来的にJR東海を東西に分割することになれば、JR大阪駅から「北陸新幹線線路」を使って新大阪駅まで行き、そこから東海道新幹線に乗り入れすればいい。