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2025年大阪万博は無駄、テーマが平凡、経済効果なし

2017/09/16

大阪府は2025年国際万国博覧会の開催地に立候補している。

1970年の大阪万博の再現を狙っているようだが、時代錯誤が甚だしい。

当時は街で外国人(一般人)を見れば、サインをもらっていたという。

それくらい日本人が海外に行くことも、逆に外国人が日本に来ることも珍しかった時代だった。

しかし、今では海外に行く日本人は年間2,000万人、訪日外国人も2,000万人になっている。

しかも、インターネットが世界中に普及し、各国の情報がリアルタイムで日本に入って来る。

そういう時代に万博をやってなんの意味があるのか?

2005年の名古屋万博はどうだったのか?

名古屋万博はつくば万博と同じ「特別博」で、1970年の大阪万博は「一般博」という違いはある。

しかし、それでも、名古屋万博によって名古屋が発展したとは思えない。

21世紀に万博を開催してなんの意味があるのか?

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万博に経済効果はあるのか?

1970年の万博には確かに経済効果はあった。しかし、21世紀も万博に経済効果を期待するのは時代遅れではないか?

今、大阪は海外観光客が多く来ている。絶好のチャンスだ。ここで2025年の万博誘致のために、数十億円を浪費するよりも、今確実にできる観光開発をすべきではないか?

実際、MGM(アメリカ)は大阪がIR(統合型リゾート)に認定されれば、最大100億ドル(1兆2000億円)を投資し、早ければ2022年にIRを開業できると表明している。

IR(統合型リゾート)誘致を前提に、京阪は京阪中之島線を地下鉄中央線に接続させる。JRは桜島線を延伸にIR(夢洲)に直通電車を運行する予定だ。さらに、海遊館も夢洲に移転を検討している。

万博は2025年であり、IRの2022年より3年も遅い。しかも2025年に万博を半年やって、その後の開発が完成するのは2030年になるだろう。

そうなるとIR開業予定の2022年よりも8年も遅れることになる。

 

大阪は日本の交通体系から取り残されている

例えば、2026年には東京~名古屋間にリニア開通し40分で結ばれる。しかし、大阪~名古屋は新幹線のままで所要時間も50分のままだ。

また、北陸新幹線が開通し東京~金沢は2時間28分になった。しかし金沢~大阪は約2時間30分のままだ。

なにわ筋線の開通は14年後の2031年の予定だ。

大阪は日本の交通体系のなかで完全に取り残されているのではないか?

そんなときに、のんきに万博誘致とは、知恵がなさすぎる。

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2025年大阪万博計画

テーマ いのち輝く未来社会のデザイン
会期 2025年5月3日~2025年11月3日
会場 夢洲(大阪市埋立地)
アクセス 地下鉄中央線(北港テクノポート線)延伸
経費 1,250億円(会場建設)、800億円~830億円(運営費)
来場者数 2,800万人~3,000万人

万博はかつて、「一般博」とテーマを絞った「特別博」という区別があった。

しかし、現在では、「一般博」「特別博」という区分はなくなり、「登録博覧会」と「認定博覧会」の2種類になった。

  • 登録博覧会 5年に1回 大阪万博(1970)・愛知万博(2005)
  • 認定博覧会 2回の登録博覧会の間に1回 沖縄国際海洋博(1975)・国際科学技術博覧会(1985)・国際花と緑の博覧会(1990)

テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」

当初のテーマは、「健康・長寿」だったが、テーマが狭すぎることから、テーマを広げて「いのち輝く未来社会のデザイン」とした。

実は経済産業省は「未来社会の技術」にテーマを変更したかった。しかし、大阪府の顔を立てて当初のテーマである「健康・長寿」も含む「未来社会」ということにしている。

結局、当初のテーマと大きく違うものになっている。

 

もし、万博を開催するなら、今の世界の問題とその解決策はなにかという視点が必要だ。例えば3つをリストアップすると

  • 高齢化・少子化→労働人口の減少→ロボットの活用、自動運転
  • 環境問題→電気自動車
  • テロ→ITによる防犯対策

1970年の大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」であった。本来はこの延長線上にテーマを設定すべきだろう。

はたして、人類は1970年の55年後の2025年に、「進歩と調和」を手に入れたのか?さらに現代社会の問題点と解決策を提示すべきではないか?

 

2020年東京オリンピック後の景気対策にすぎない

2020年の東京オリンピックに向けて投資が進んでいる。しかし、東京オリンピック後は投資が減少し景気が減速する可能性がある。

そのオリンピック後の景気減速を食い止めるために、2025年に大阪万博を開催するということだろう。

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