出典 umekita2.jp
JR大阪駅北側の再開発区域「グラングリーン大阪(うめきた2期)」の北公園内に、スタートアップ(新興企業)を中心に新たな産業の創出やイノベーションを目指す交流・展示施設「VS.(ヴイエス)」が2024年9月に開業する。
施設名称の「VS.(ヴイエス)」は、「Vision(ビジョン)」を実現する「Studio(スタジオ)」や「Station(ステーション)」との意味を込めた略語。
旧仮称は「ネクストイノベーションミュージアム」で、グラングリーン大阪(うめきた2期)の中核機能を担うイノベーション(技術革新)施設「JAM BASE(ジャムベース)」の主要拠点となる。
世界最高級のコーヒーが飲めるカフェなども併設する。
2023年10月(南から撮影)
2023年10月(南から撮影)
2023年10月(南西から撮影)
2023年10月(東から撮影)
VS.(ヴイエス)概要
VS.(ヴイエス)は、「グラングリーン大阪(うめきた2期)北公園」に建設され、施設の大部分は地下に埋設され、地上部分は壁面緑化によって緑のボックスとなる。
これにより、周辺の公園景観に溶け込むような外観となる。
新しい製品や技術、サービス、アートなど、ライフデザイン・イノベーションに資する「モノ」や、イベント・プログラム等のさまざまな「コト」に触れられる、天井高さ15mを誇る大展示室を擁した施設となる。
コンテンツの展示者(企業、開発者、研究者、アーティスト等)にとっても、自らのイノベーション活動に活かせる市民・ユーザーとの接点の場となる。
「うめきた公園」2024年9月行開業
「うめきた公園」は、2024年9月に先行開業し、2027年春に完成する。
VS.(ヴイエス)も2024年9月に先行開業する。
VS.(ヴイエス) 概要
出典 umekita2.jp
名称 | VS.(ヴイエス) |
スタジオ面積 | 1,400㎡(3スタジオ合計) |
天井高 | 約15m(スタジオA) |
運営 | トータルメディア開発研究所
野村卓也事務所 |
設計・監理 | 日建設計 |
設計監修 | 安藤忠雄建築研究所 |
施工 | 竹中工務店・大林組 |
付帯施設 | 世界最高級のコーヒーが飲めるカフェ |
出典 大阪市
出典 オリックス
公園利用者・施設来館者が利用できる飲食・物販機能も併設する。
一般社団法人うめきたMMO(“MIDORI” Management Organization)
グラングリーン大阪のパークマネジメントとエリアマネジメントを一体的に行う組織「一般社団法人うめきたMMO(“MIDORI” Management Organization)」が、2023年6月1日に設立された。
グランフロント大阪のエリアマネジメント行う「一般社団法人グランフロント大阪TMO」とも連携する。
グラングリーン大阪(うめきた2期)出典 umekita2.jp
グラングリーン大阪(うめきた2期)はJR大阪駅北側の旧貨物駅跡地の再開発計画で、「南街区」「北街区」「都市公園」の3つのエリアに分かれる。
うめきた2期の開発面積は約17ha・地区面積約9.1ha。
このうち「都市公園(仮称うめきた公園)」の面積は45,000㎡で、2022年5月に着工し、2027年夏に全体が完成すると大規模ターミナル駅に直結する世界最大級の都市公園となる。
都市公園は「南公園」と「北公園」に分かれるが「空中歩道(ペデストリアンデッキ)」で結ばれる。
また、1万人規模のイベントスペースや博物館も設置する。
スケジュール
年月 | 内容 |
2022年5月 | うめきた公園の着工 |
2024年9月 | うめきた公園の一部が供用開始 |
2027年春 | うめきた公園全体が開園 |
2027年度 | グラングリーン大阪(うめきた2期)全体「街びらき」 |
地図
うめきた公園 概要
公園名称 | うめきた公園 |
所在地 | 大阪市北区大深町地内 |
面積 | 約45,000㎡ |
公園施設面積 | 約11,000㎡ |
整備主体 | 大阪市・独立行政法人 都市再生機構 |
整備手法 | 防災公園街区事業 |
基本設計 | 日建設計・三菱地所設計 |
実施設計 | 日建設計 |
施工 | 大林組・竹中工務店・竹中土木特定建設工事共同企業体 |