【2018年10月16日治療開始】大阪重粒子線センター 【がん治療】

2018年9月

「大阪重粒子線センター」は、大阪城の近くの大阪市中央区大手町(大阪府庁と大阪府警の間)に立地し、隣接する「大阪国際がんセンター」と連携して、総合的な「がん治療」を行う。

重粒子線は放射線の一種だが、体内の患部をピンポイントで照射できる最先端の治療で、国内では、6ヵ所目となる。

重粒子線は炭素原子から「炭素イオン」を取り出し、それを円形の加速器「シンクロトロン」で、光速の約70%まで加速する。

従来は、この「シンクロトロン」装置の大きさが「120m×65m」と巨大だったため、郊外に建設されることが多く、アクセスに課題があった。

しかし「大阪重粒子線センター」では装置を「直径17m・周囲56.8m」まで小型化することで、大都市の中心部に建設することができた。

 

出典(大阪府)

「新成人病センター」とあるが計画段階のもので、正式名称は「大阪国際がんセンター」

 

国内の重粒子線センター
千葉市、横浜市、前橋市、兵庫県たつの市、佐賀県鳥栖市

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「大阪重粒子線センター」物件概要

名称大阪重粒子線センター
所在地大阪市中央区大手町3丁目
用途病院
治療室3室(6ポート)
年間治療人数1,800人(1室当たり600人)
敷地面積5,398平米
建築面積3,430平米
延床面積8,849平米
構造鉄骨造(S造)
階数地上3階・地下1階
高さ21.6m
運営大阪国際がん治療財団
設計監理日建設計
施工鹿島建設
着工2015年8月
竣工2017年10月
開院2018年3月1日(診療所として)
治療開始2018年10月

重粒子線は、がんの病巣を狙って照射することができ、効果が高く、正常な組織への副作用を抑えることができる。

そのため、照射を受ける回数や日数が少なく入院の必要がなく、「大阪重粒子センター」にも入院設備はない。

加速器を直径17mまで小型化できたため、大阪の中心部に施設を設置でき、しかも、日帰りで「がん治療」ができるというメリットがある。

 

左側の高い建物は「大阪国際がんセンター」

 

どういう建物になるのか情報はないが、北側隣接地では解体工事が進んでいる。

 

出典 大阪府

 

治療費

重粒子治療は、先進医療となり、本人負担は1回につき300万円~350万円。但し2018年4月から「前立腺」と「頭頸部」のがんについて、保険適用されることになっている。

 

治療できる「がん」

脳腫瘍/頭蓋底腫瘍/中枢神経腫瘍
眼腫瘍
鼻、副鼻腔、口、唾液腺などにできるがん
肺がん
食道がん
肝臓がん
すい臓がん
子宮がん
前立腺がん
直腸がん
骨・軟部のがん

 

アクセス

大阪メトロ谷町線「谷町四丁目」徒歩8分

「谷町四丁目駅」の北側の出口の方が高低差が少ない。

国内の重粒子線センター

名称所在地治療開始治療装置
大阪重粒子線センター大阪市中央区大手町3丁目2018年10月16日日立製作所
兵庫県立粒子線医療センター兵庫県たつの市新宮町光都1丁目2-12004年三菱電機
九州国際重粒子線がん治療センター佐賀県鳥栖市原古賀町3049番地2013年三菱電機
放射線医学総合研究所病院千葉県千葉市稲毛区穴川4丁目9番1号1994年三菱電機・東芝・日立製作所・住友重機機械工業
神奈川県立がんセンター横浜市旭区中尾2-3-22015年東芝
群馬大学 重粒子線医学研究センター群馬県前橋市昭和町三丁目39-222010年三菱電機
山形大学重粒子線がん治療施設(2019年)山形県山形市飯田西2-2-22019年(予定)東芝
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