【九州・四国新幹線】九州~四国 海底トンネル構想「大分~松山」に新幹線?【豊予海峡ルート】豊後伊予連絡道路

九州・四国新幹線構想
出典 四国新幹線整備促進期成会

 

九州・四国新幹線は、大分市(大分県)~松山市(愛媛県)~高松市(香川県)~徳島市付近(徳島県)~淡路島(兵庫県)を通り大阪市まで約480kmの整備新幹線計画で、整備新幹線のため最高時速260kmとされる。

出典 四国の鉄道高速化検討準備会

区間(紀淡海峡経由)距離所要時間
新大阪~徳島約135km(当ブログ試算)40分
新大阪~高松(香川県)約200km(当ブログ試算)1時間1分
新大阪~松山(愛媛県)335km1時間38分
新大阪~大分477km2時間16分
四国新幹線整備促進期成会の計画

四国新幹線整備促進期成会は、四国新幹線として2ルートを整備する計画のようだ。

  • 南北軸として「(松江ー)岡山ー香川ー高知」ルート
  • 東西軸として「徳島ー高松(香川)ー松山(愛媛県)」ルート

 

豊予海峡トンネル路線図

九州の大分市は四国と九州の間にある「豊予海峡」に新幹線用海底トンネルを敷設する調査結果を公表した。

開発構想区間距離費用
新幹線 単線大分市~松山市144.9km6,860億円
新幹線 複線大分市~松山市144.9km9,630億円

豊予海峡トンネル

区間大分側陸上ルートトンネル松山側陸上ルート
距離25.2km21.2km98.5km

豊予海峡は、最も狭い部分で海峡幅は14km、最大深部は水深195m。

計画のトンネルは陸上から海底への傾斜部分も含め21.2kmとなる。

イメージとして、10kmで250m下がるので、1km当たり25m下がる「25パーミル(‰)」と予想される。

九州新幹線には35パーミル区間もあるので、25パーミルならば新幹線を敷設できる。

建設費

規模建設費
高速道路2車線6,900億円
高速道路4車線1兆590億円
高速道路2車線+新幹線複線1兆6,530億円
高速道路4車線+新幹線複線2兆220億円

 

まとめ

四国というと人口が少ないイメージだが、四国4県合計で382万人、大分県も含めると約508万人、さらに宮崎県も含めると622万人になる。

県名人口 合計(小計)
愛媛県138万人
高知県72万人
香川県徳島県97万人
徳島県75万人
四国合計389万人
大分県119万人
宮秋健114万人
合計622万人

四国4県+大分県+宮崎県の沿線人口622万人で、これは兵庫県の557万人、京都府の259万人よりも多い。

沿線人口622万人に大阪府の人口886万人を加えると1,488万人となる。

明石海峡は海峡幅3.6kmで最大深度110mで、海底トンネルを敷設した場合、2kmの距離で高低差が150mとなる、これは75パーミルという急勾配で新幹線は走行できないため、明石海峡の海底トンネル案は断念された。

 

四国新幹線整備促進期成会は、四国新幹線として四国4県を結ぶ2ルートを整備する計画のようだが、実現は不可能と思われる。

例えば、単に徳島市と松山市(愛媛県)を結ぶだけでは、利用者が少なく路線を維持できない可能性がある。

さらに、南北軸「(松江ー)岡山ー香川ー高知ルート」と東西軸「徳島ー高松(香川)ー松山(愛媛県)ルート」の2ルートを整備するのは費用が掛かり過ぎる。

したがって、日本全体の国土軸を考えて「山陽新幹線(新大阪ー博多(福岡県)」の代替となるような「大阪ー和歌山ー淡路島ー徳島ー高松(香川県)ー松山(愛媛県)」ルートの方が実現可能性が高い。

ただ、このルートでは高知県が外れることになる。しかし、新幹線の駅が設置されると予想される四国中央市(愛媛県)ー高知市の距離は約60kmであり、時速120kmの在来線を新設すれば所要時間30分で接続できる。

また、距離的に100km~150km程度の四国内の移動については、新幹線よりも「運賃の安い高速バス」の需要が多いと思われる。

実際、「大阪ー徳島」「大阪ー高松(香川)」は運賃の安い高速バス(所要時間2時間30分)が1日数十本運行している。

結局、四国内の移動だけを考えたのでは数兆円の建設費がかかる新幹線を2ルートも作ることは不可能だ。

大阪や九州など多くの沿線(日本の国土軸)にとってメリットのあるルートでなければ実現しない。

四国側はルートを1本化すべきだ。

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