2023年2月(南西から撮影)
南海電鉄、双日、日本政策投資銀行が設立した「なんば開発特定目的会社」は、南海電鉄「難波駅」南側に「パークス サウス スクエア」を2023年3月25日に開業した。
建物の規模は、地上14階建・高さ約58m・延床面積約2万㎡で、設計は大成建設、 施工は大成・南海辰村特定建設工事共同企業体が担当した。
オフィスフロアには、「日本金銭機械株式会社」が本社事務所を移転、「ディップ株式会社」も入居する。
テナント
2023年6月(南から撮影)
2Fの商業施設(2023年7月1日)開業
くら寿司
- 「くら寿司 グローバル旗艦店 なんばパークス サウス店」2023年7月上旬開業
- 大阪千日前創業の「河童ラーメン本舗 なんばパークス サウス店」2023年7月1日開業
- 「ローソン なんばパークス サウス店」2023年7月1日開業
アクセスは、南海「なんば駅」徒歩6分。
地図
パークス サウス スクエア
2023年2月(南から撮影)
名称 | パークス サウス スクエア |
英語表記 | PARKS SOUTH SQUARE |
計画仮称 | (仮称)難波中二丁目開発計画のうちB敷地計画 |
所在地 | 大阪市浪速区難波中二丁目11番18 |
用途 | オフィス、店舗、 駐車場 |
敷地面積 | 2,505.78㎡ |
建築面積 | 2,179.47㎡ |
延床面積 | 19,685.10㎡ |
容積対象面積 | 15,023.98㎡ |
基準階面積 | 961.08㎡ |
階数 | 地上14階・塔屋1階 |
構造 | 鉄骨造 |
高さ | 58.35m |
土地賃借人 | 南海電気鉄道 |
建築主(転借人) | なんば開発特定目的会社(南海電鉄、双日、日本政策投資銀行) |
賃貸借契約期間 | 2020年11月~2074年5月(53年6か月) |
設計 | 大成建設 |
施工 | 大成・南海辰村特定建設工事共同企業体 |
着工予定 | 2020年11月 |
竣工予定 | 2023年1月10日 |
開業 | 2023年3月25日 |
2023年2月(南から撮影)
フロア構成
フロア | 用途 |
7階~14階 | オフィス(基準階面積:961.08㎡) |
2階 | 店舗 |
1階及び3階~6階 | 自走式駐車場(172台) |
外観イメージ(出典 南海電鉄)
フロア構成
出典 南海電鉄
2階部分に店舗を配置し、ペデストリアンデッキで「なんばパークス」や「ヤマダ電機」と接続し、回遊性を高める。
2023年2月撮影
2023年2月撮影
エントランス(西側2F)
2023年2月撮影
なんばパークス2階グレイシアコートから望む
2023年2月(北から撮影)
2023年2月(北西から撮影)
出典 南海電鉄
ニッピ(東京)は南海電鉄「なんば駅」南側の土地(約8,900㎡)を所有しており、そのうちB敷地(約2,500㎡)を南海電鉄に賃貸するスキーム。
建築計画のお知らせ
南側立面図
配置図
出典 ニッピ
敷地 | 物件名(仮称) | 客室数 | 階数 | 高さ | 延床面積 |
A敷地 | センタラグランドホテル大阪 | 515室 | 34階 | 141.56m | 39,123.38㎡ |
B敷地 | パークス サウス スクエア | 14階 | 58.35m | 19,685.39㎡ | |
C敷地 | ホテル京阪 なんば グランデ | 227室 | 9階 | 33m | 9,337.07㎡ |
合計 | 難波中二丁目開発計画全体 | 764室 | 68,145.84㎡ |
全体の開発計画
敷地 | A敷地 | B敷地 | C敷地 |
施設名 | センタラ・ホテル&リゾート | パークス サウス スクエア | ホテル京阪なんばグランデ |
敷地面積 | 4,400.72㎡ | 2,505.78㎡ | 2,404.84㎡ |
建築面積 | 3,600.83㎡ | 2,179.47㎡ | 1,131.44㎡ |
延床面積 | 39,123.38㎡ | 19,685.39㎡ | 9,337.07㎡ |
用途 | ホテル(515室)・店舗 | オフィス・店舗・駐車場 | ホテル(227室)・店舗・駐車場 |
階数 | 34階 | 14階 | 9階 |
高さ | 141.56m | 58.35m | 33m |
借主 | 南海電気鉄道 | 南海電気鉄道 | 大成建設、関電不動産開発、南海電気鉄道 |
事業スキーム | 一般定期借地権・転貸 | 一般定期借地権・転貸 | |
定期借地権契約 | 2020年10月 | 2020年10月30日(予定) | |
借地期間 | 2020年4月1日~2075年3月31日(55年間) | 2020年11月16日~2074年5月31日(53年6か月間) | |
工事期間 | 2020年4月1日~2023年3月 | 2020年11月~2023年1月 | 2021年7月~2023年1月 |
開業予定日 | 2023年7月1日 | 2023年3月25日 | 2023年3月25日 |
出典 南海電鉄「共創140計画」
南海電鉄は、中期経営計画「共創140計画(2022年度~2024年度)」を策定し「グレーターなんば(アジアのなんば)」構想を推進している。
具体的には、2031年春の「なにわ筋線開業」に向けて、「なんば駅」~「今宮戎駅」~「新今宮駅」の南北軸に(オフィス・ホテル・商業施設)を建設する方針。
この南北軸には、すでに「なんばスカイオ(2018年竣工)」「パークスタワー(2003年竣工)」が建設されている。
本物件「パークス サウス スクエア(2023年竣工)」は、これに続くハイグレードオフィスとなる。
出典 南海電鉄「共創140計画」
南海電鉄による「なんば駅」~「新今宮駅」の南北軸の開発により、周辺地域「道頓堀」「ウラなんば」「黒門市場」「日本橋でんでんタウン」「新世界」への波及効果が見込まれ、それが「なんばエリア」の付加価値を向上させ可能性がある。