
大阪府守口市は、2026年5月20日、「守口市駅北側エリアリノベーション推進事業支援業務」の委託事業者を公募型プロポーザル方式で募集すると発表しました。
その後、2026年6月末には、合同会社LOCUS BRiDGE(ローカスブリッジ、埼玉県北本市)を優先協議対象者に決定しました。
今回の取り組みは、京阪「守口市駅」北側エリアの再生を加速させるプロジェクトです。都市計画道路「豊秀松月線」の供用開始を見据え、道路を単なる交通インフラではなく、人が集い、滞在し、交流を楽しめる公共空間へと転換することを目指しています。
参照 守口市公表資料PDF

守口市では2022年度に「守口市駅北側エリアリノベーション戦略」を策定し、駅周辺の賑わい創出や回遊性向上に向けた取り組みを進めてきました。
今回の業務では、その戦略をさらに具体化するため、新たに整備される都市計画道路「豊秀松月線」を活用した社会実験を実施します。
道路を単なる交通インフラではなく、人々が滞在し、交流し、イベントを楽しめる公共空間へ転換することが大きなテーマとなっています。
今回の事業で特に注目されるのが、「歩行者利便増進道路(通称:ほこみち)」制度の活用です。
この制度は、道路空間にオープンカフェやベンチ、イベントスペースなどを設置しやすくするもので、全国の駅前や商店街で活用が進み、にぎわい創出に成果を上げています。
守口市でも、この制度を見据えた社会実験を実施し、次のような効果を検証する予定です。
- 歩行者が滞在したくなる空間づくり
- イベント開催による賑わい創出
- エリア全体の回遊性向上
- 民間事業者による道路空間活用
守口市は、一過性のイベントで終わらせるのではなく、行政・民間事業者・地域住民が連携しながら道路空間を継続的に活用できる仕組みづくりを目指しています。
そのため、事業者の選定では価格だけではなく、
- 道路空間活用の実績
- 専門性・技術力
- 企画提案力
- 創造性
などを総合的に評価する公募型プロポーザル方式を採用しました。
全国では、駅前広場やメインストリートを「クルマ中心」から「人中心」の空間へ転換する取り組みが加速しています。
守口市駅北側エリアでも、新たに整備される都市計画道路「豊秀松月線」を単なる交通インフラとして整備するのではなく、「歩いて楽しい」「滞在したくなる」魅力的な公共空間へと生まれ変わらせることが期待されています。
今回の社会実験が成功すれば、オープンカフェやマルシェ、キッチンカー、地域イベントなどが日常的に開催されるようになり、京阪守口市駅周辺の回遊性向上や商業活性化、新たなにぎわいの創出につながる可能性があります。
一方で、重要なのはイベントを開催することだけではありません。民間事業者や地域住民が主体となって継続的に道路空間を活用し、「日常的に人が集まる仕組み」を構築できるかどうかが成功の鍵を握ります。
大阪府内でも「ほこみち」制度を活用したまちづくりは今後さらに広がると予想されます。守口市駅北側エリアがその先進事例となれば、府内各地へ波及するモデルケースとなる可能性もあり、今後の展開に注目が集まりそうです。
