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2024年3月期 関西エアポート連結決算 4年ぶりに155億円の黒字、成田空港の101億円の黒字を上回る

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関西空港(筆者撮影)

関西空港、伊丹空港、神戸空港を運営する関西エアポートが2024年6月13日に2024年3月期連結決算を発表した、

関西エアポートの当期純損益は155億円の黒字(前期は190億円の赤字)となり、2020年3月期以来4年ぶりに黒字を達成し、成田空港会社の黒字額101億円を上回った。

しかし、2020年3月期決算と比較すると、営業収益で87%の回復、当期純損益で46%の回復にとどまる。

(関西エアポートと成田空港会社が公表した決算資料より当ブログで独自に集計・比較しているため100%の正確性はありません)

2023年4月~2024年3月 2019年4月~2020年3月
営業収益(売上高) 1,868億円 2,158億円
営業損益 340億円 524億円
経常損益 232億円 412億円
当期純損益 155億円 335億円

 

関西3空港の航空旅客数
2023年4月~2024年3月 2019年4月~2020年3月
関西空港 2,588万人

国際線(1,906万人)

国内線(683万人)

2,877万人

国際線(2,206万人)

国内線(671万人)

伊丹空港 1,479万人 1,577万人
神戸空港 344万人 329万人
合計 4,413万人

国際線(1,906万人)

国内線(2,506万人)

4,783万人

国際線(2,206万人)

国内線(2,577万人)

 

関西3空港の発着回数
2023年4月~2024年3月 2019年4月~2020年3月
関西空港 17.0万回 19.6万回
伊丹空港 13.8万回 13.7万回
神戸空港 3.5万回 3.3万回
合計 34.2万回 36.6万回

 

成田空港との比較(2024年3月期)
関西空港(決算は3空港合計)

(2023年4月~2024年3月)

成田空港

(2023年4月~2024年3月)

営業収益(売上高) 1,868億円 2,169億円
営業損益 340億円 130億円
経常損益 232億円 107億円
当期純損益 155億円 101億円
年間利用者数 2,588万人(関空のみ)

国際線(1,906万人)

国内線(683万人)

3,170万人

国際線(2,576万人)

国内線(595万人)

年間発着回数 17.0万回(関空のみ) 19.7万回

政府は、成田空港に3本目の滑走路と新ターミナルの整備を8000億円で推進している。

しかし、関西空港2期島のターミナル整備(1,000億円~2,000億円)には消極的だ。

成田空港よりも黒字額の多い関西空港を整備して、インバウンド客を増加させる方が日本全体として経済成長するはずだ。

 

過去記事

2023年3月期決算

関西エアポート株式会社は、2023年3月期の連結決算を発表した。

営業収益(売上高)は 999億円、営業損益は148億円の赤字、経常損益は 256億円の赤字、当期純損益は190億円の赤字だった。

 

関西3空港の利用者数

  • 3空港全体  2,759万人
  • 関空    1,150万人(国際線514万人・国内線336万人)
  • 伊丹空港  1,299万人(国内線のみ)
  • 神戸空港     311万人(国内線のみ)

 

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