2024年12月(東から撮影)
近鉄不動産は、大阪市中央区谷町三丁目の旧大阪銀行協会ビルの土地・建物を取得した。
「仮・中央区谷町三丁目PJ」として2024年10月末まで解体完了する予定だったが2025年1月末に延期された。
解体施工は鴻池組が担当する。
アクセスは、大阪メトロ中央線・谷町線「谷町四丁目駅」に隣接。
地図
現地看板を撮影
現地看板を撮影
労災保険関係成立票の期限は2025年1月31日に延期された。
2024年12月現在、地下構造物の解体、埋戻し、スクラップ搬出作業を行っている。
施設名 | 旧・大阪銀行協会ビル |
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英語表記 | The Osaka Bankers Association Bldg |
所在地 | 大阪市中央区谷町3丁目3番5号 |
敷地面積 | 3,000㎡(当ブログ調べ) |
棟数 | 2棟(東側が本館・西側は別館) |
階数 | 地上8階建 |
容積率 | 800%(当ブログ調べ) |
建ぺい率 | 80%(当ブログ調べ) |
アクセス | 大阪メトロ中央線・谷町線「谷町四丁目駅」からすぐ |
2024年12月(北西から撮影)
2024年12月(北東から撮影)
近鉄電車は大阪メトロ「中央線」に乗り入れており、将来的に近鉄奈良駅まで直通電車を運行する計画もある。
さらに大阪メトロ「谷町線」で近鉄の拠点「上本町」(谷町九丁目駅)に行けるなど、近鉄にとって重要な場所と言える。
したがって、かなりグレードの高い建物になると思う。
タワーマンションか?
投資効率からいうと資金回収が最も早い「タワーマンション」が有力。
近年はタワーマンションに付加価値を加えるため「高級ホテル」を入居させるケースが多い。
近鉄グループは、ホテルの経営と所有の分離を進めており、新規でホテル用地を購入する可能性は低い。
しかし、ホテル単独ではなく、「ホテル」と「マンション」の複合開発であれば可能性はあると思う。
また、高さを高くすると多くの住戸から大阪城が見えるので、高さ制限の230mを目指すのではないか?
本件物件から約500m北に位置する「ザ・ファインタワー大手町」を参考に考察してみます。
ザ・ファインタワー大手町
2021年11月(南東から撮影)
- ザ・ファインタワー大手町
- 所在地:大阪市中央区谷町2丁目
- 階数:42階建
- 高さ:150m
- 総戸数:241戸
- 敷地面積:1,759㎡
- 延床面積:28,248㎡
- 容積率対象面積:19,370㎡
- 容積率:約1,100%
- 事業者:京阪電鉄不動産(大阪市)
- 設計:浅井謙建設研究所
- 施工:鴻池組
- 竣工:2021年10月
高さ制限は230mか?
本件物件の海抜は15mなので245m-15m=230mの高さの建築物を建設できる。
施設名 | (仮称)近鉄マンション&ホテル計画(予想) |
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所在地 | 大阪市中央区谷町3丁目3番5号 |
用途 | マンションとホテル |
敷地面積 | 3,000㎡(当ブログ調べ) |
階数 | 58階
高層階:分譲マンション 中層階:ホテル 低層階:分譲(賃貸)マンション |
高さ | 230m |
容積率 | 1,200%(予想) |
容積対象延床面積 | 36,000㎡(予想) |
延床面積 | 45,000㎡(予想) |
戸数・客室数 | 300戸+150室 |
竣工 | 2030年頃 |
アクセス | 大阪メトロ「谷町四丁目駅」からすぐ |
シェラトン都ホテル大阪(575室・66,000㎡)は1985年開業で、今後、建替する可能性がある。
その代替ホテルのひとつとして本物件にホテルを入居させる可能性はあると思う。
個人ブロガーの予想で、根拠はありません。
2024年4月(北東から撮影)
2024年4月(南東から撮影)
2023年9月(東から撮影)
2023年9月(北東から撮影)
2023年9月(北西から撮影)
2023年9月(南面を撮影)
2022年12月撮影
2022年12月(南面を撮影)
以下は過去記事
大阪銀行協会ビルを売却
一般社団法人「大阪銀行協会」は、大阪市中央区谷町3丁目にある事務所を移転するとともに、所有不動産(敷地面積約3,000㎡)を売却する方針を決定した。
参照 大阪銀行協会 http://www.oba.or.jp/pdf/220613-02.pdf
大阪銀行協会(移転後)
所在地 :大阪市北区中之島三丁目6番32号(ダイビル本館16階)
アクセス:京阪中之島線「渡辺橋駅」徒歩1分/大阪メトロ四つ橋線「肥後橋駅」徒歩6分