京阪ホールディングス(大阪市)は、京都市東山区の京阪電鉄「三条駅」周辺エリア(敷地面積6,400㎡)を再開発する。
高級ホテルや飲食店が入る複合商業施設を建てる開発構想届を京都市に提出した。
建物の規模は、地上6階・地下2階建・高さ25mで、2029年度中の開業を目指す。
引用 朝日新聞
現在は駐車場として活用している京阪電車三条駅の旧地上駅跡地に、観光・集客等の都市機能を集積し、「えきから始まるまちづくり」として、三条駅周辺地域のさらなる魅力や活力の向上に寄与する。
また、本計画地は2024年12月に指定された都市再生緊急整備地域「京都市三条周辺地域」に該当することから、都市再生特別区の提案を行う予定。
現行は、鴨川沿いの高さ制限は12m、鴨川から離れるにつれ15m、20mの高さ制限があるが、都市再生緊急整備地域として高さ25mに規制緩和を協議する。
位置図
出典(京阪HD)
地図
名称 | (仮称)三条駅周辺プロジェクト |
所在地 | 京都市東山区大和大路通三条下る東側大黒町139-1ほか |
敷地面積 | 6,400㎡ |
用途 | 高級ホテル・商業施設 |
高さ | 25m |
階数 | 地上6階・地下2階 |
延床面積 | 約28,000㎡ |
事業主 | 京阪ホールディングス |
開業時期 | 2029年度 |
三条駅前の駐車場
旧有済(ゆうさい)小学校(太鼓望楼が保存されている)
2024年12月、国はの京阪「三条駅」周辺9.6haを「都市再生緊急整備地域(京都市三条周辺地域)」に指定した。
これにより、容積率などが緩和される可能性がある。
今回の京阪ホールディングスの開発案の詳細は不明だが、過去には「京阪三条駅前の駐車場と旧有済(ゆうさい)小学校跡地を一体再開発する」計画案があった。
出典(京都市・筆者加工)
名称 | 仮称・三条駅前再開発計画 |
所在地 | 京都市東山区 |
敷地面積 | 1万3400㎡
(駐車場6,400㎡+旧有済小学校7,000㎡) |
用途 | 伝統文化体験観光施設 |
投資額 | 数百億円 |
京阪・三条駅
京阪・三条駅が1915年に開業したが、1987年地下化され、地上部分は駐車場などに利用されていた。
旧有済小学校
1869年下京第24番組北学校として開校、1897年京都市有済尋常小学校と改められた。その後、1952年に鉄筋校舎の屋上に「望楼」が移築されたが、2004年に閉校となった。