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チャンネル登録数1万人の「投資系ユーチューバー」は、間違いだらけ

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最近の投資系YouTuberの中には、明らかに内容の整合性が取れていないケースが目立ちます。

たとえば、ある動画では「20年間インデックスファンド(動画の流れ的にオルカン)に投資している」と主張していましたが、「オール・カントリー(eMAXIS Slim 全世界株式)」の設定日は2018年。つまり、そもそも20年も運用できるはずがないのです。この時点で投資経験の真偽が疑わしくなります。

 

信用取引の説明も間違っている

動画では「100万円の株式を買えば、その3倍の300万円まで取引できる」と言っていましたが、実際はそう単純ではありません。証券会社では株式を担保とする際、一般的に担保掛目80%が適用されます。つまり、100万円分の株式を担保にしても、実際に担保評価されるのは80万円。そこから信用取引の3倍ルールを適用しても、取引可能額は240万円程度にしかなりません。

それを知らずに「3倍で300万円の取引できる!」と断言してしまうのは、明らかに信用取引の実務を理解していない証拠です。

 

値幅制限を知らない

動画では「500円の株を1000株買って、1日で28%(140円)下落した」と話しているが、これは明らかに誤りである。
実際には、株価500円の銘柄の1日の値幅制限は上下100円であるため、最大でもストップ安の400円(−20%)までしか下落しない。したがって、28%下落するというのは制度上あり得ない。

 

まとめ

おそらく、こうした動画の多くは実際に投資経験のない人物が、「台本」を外注して撮影しているだけなのでしょう。中には動画編集やナレーションすら外注しているケースもあるようです。

登録者が1万人を超えていても、内容が間違いだらけというのは珍しくありません。

特に投資分野では、数字の一つ、言葉の一つが大きな誤解を生むため、見た目のチャンネル登録者数よりも内容の正確さを重視すべきです。

結局のところ、数万人の登録者がいても、実際の投資経験が伴っていない人の話は信用できません。

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