
出典 箕面市
大阪府箕面市の旧大阪大学箕面キャンパス跡地で、大規模な再開発プロジェクトがいよいよ動き出します。
ESR31合同会社(東京都港区)は、旧大阪大学箕面キャンパス跡地に大規模データセンター(DC)2棟をはじめ、学校施設や地域交流施設、商業施設を整備する計画で、2027年1月に建設工事へ着手する予定です。
施工は塩浜工業、設計はパシフィックコンサルタンツが担当します。計画は箕面市が進める旧大阪大学箕面キャンパス跡地活用事業の中核プロジェクトとなります。
参照 建設通信新聞
70年間の定期借地契約
旧大阪大学箕面キャンパスは2021年4月に新キャンパスへ移転したことで広大な跡地となりました。
箕面市は活用事業者を公募し、ESR31合同会社を優先交渉権者として選定。2023年12月、市と同社は70年間の定期借地契約を締結しています。現在は都市計画変更などの手続きを経て、本格的な開発段階へ進んでいます。
アクセスは、モノレール「彩都西駅」徒歩8分。
地図

| 名称 | 旧大阪大学箕面キャンパス跡地開発 |
| 所在地 | 箕面市粟生間谷東 |
| 土地建物保有者 | 箕面市 |
| 敷地面積 | 140,400㎡ |
| データセンター(DC1) | 4階 延床面積:47,000㎡ |
| データセンター(DC2) | 4階 延床面積:47,500㎡ |
| 学校施設 | 4階 延床面積:13,000㎡ |
| 地域交流施設 | 平屋 延床面積:760㎡ |
| 商業施設 | 延床面積:570㎡ |
| 着工 | 2027年1月 |
| アクセス | 大阪モノレール「彩都西駅」徒歩8分 |
計画では、最新鋭のデータセンター2棟が建設されます。
DC1
- 構造:鉄骨造4階建て
- 延床面積:約47,000㎡
DC2
- 構造:鉄骨造4階建て
- 延床面積:約47,500㎡
2棟合計の延床面積は約94,500㎡となり、大阪府内でも有数の規模を誇るデータセンター群となる見込みです。
データセンターだけではなく、地域と共生する複合開発も進められます。
整備される施設は次のとおりです。
- 学校施設(鉄骨造4階建て、約13,000㎡)
- 地域交流施設(鉄骨造平屋建て、約760㎡)
- 商業施設(鉄骨造平屋建て、約570㎡)
単なるデータセンター開発ではなく、教育機能や地域交流機能を併せ持つ新たな街づくりを目指している点が特徴です。
生成AIやクラウドサービスの急速な普及により、日本国内ではデータセンター需要が急拡大しています。
今回の箕面プロジェクトは、約9万4,000㎡を超える大規模データセンターに加え、学校や商業施設も一体整備することで、地域と共生する新しいデータセンター開発のモデルケースとなる可能性があります。
北大阪エリアでは、高速道路網や関西国際空港・大阪都心部へのアクセスにも優れており、今後はAI時代を支える重要なデジタルインフラ拠点として存在感を高めそうです。
今回の計画は、「データセンター=巨大な箱物」という従来のイメージを覆す開発といえます。
教育施設や地域交流施設、商業施設を組み合わせることで、地域住民との共存を図る点は高く評価できます。
また、大阪・北摂エリアではデータセンター投資が活発化しており、AI時代を支えるインフラ整備が着実に進んでいます。今後は、電力供給の強化や再生可能エネルギーの活用なども含め、関西が国内有数のデータセンター集積地へ発展するか注目されます。
大阪府箕面市の大阪大学旧箕面キャンパス(旧大阪外大)跡地(14ha)の再開発について、優先交渉事業者であるESR株式会社(東京)は「データセンター」「インターナショナルスクール」「農業公園」の計画を提案し、箕面市は2022年12月18日に市民説明会を実施した。
2023年2月6日、箕面市は「市民説明会の実施結果」を公表した。
引用 箕面市 https://www.city.minoh.lg.jp/tokuteichiki/handaiatoti.html

データセンターの規模
箕面市のHPによると、データセンターの電気使用量は受電で100MWを想定しているとのこと。
他のデーターセンターの例を参考にすると階数は地上5階程度、延床面積は4万㎡と予想される。
取得価格
箕面市のHPによると、取得価格は98億円以上の提案があったとされる。
これまでの経緯
2022年9月7日、大阪府箕面市は、大阪大学箕面キャンパス跡地(約14ha)の活用事業にかかる優先交渉事業者を「ESR(株)」に決定したと発表した。
2023年2月~3月に停止条件付き契約を締結し、市議会で手続きを行う予定。
参照 箕面市PDF
| 名称 | 大阪大学旧箕面キャンパス(旧大阪外大) |
| 所在地 | 箕面市粟生間谷東 |
| 土地建物保有者 | 箕面市 |
| 敷地面積 | 140,400㎡ |
| 延床面積 | 62,237.37㎡ |
| 既存建物 | 研究講義棟、外国学図書館、箕面福利会館、研究講義棟、第一体育館・第二体育館、箕面学生寮、職員会館、大阪外国語大学記念館、日本語日本文化教育センター、総合研究棟など30棟 |
| アクセス | 大阪モノレール「彩都西駅」徒歩8分 |

出典 箕面市(当ブログで一部加工)
2022年3月31日、大阪府箕面市は、大阪大学箕面キャンパス跡地(約14ha)の活用事業にかかる優先交渉事業者を決定するため、公募型プロポーザルを実施すると発表した。
既存建物を可能な限り活用する提案を求め、原則として土地は売却または借地権の設定を予定している。さらに「地域貢献エリア」の設置を必須とする。
箕面市地域活性化室東部地域活性化グループにおいて、公募要領を2022年4月1日から19日に配布する。
提案書を2022年8月上旬までに提出させ、2022年9月上旬に優先交渉事業者を決める。
引用・参照
箕面市 https://www.city.minoh.lg.jp/tokuteichiki/handaiatoti.html
建設ニュース https://www.constnews.com/?p=108928
2021年4月7日付「日刊建設工業新聞」によると、
大阪府箕面市は大阪大学旧箕面キャンパス(箕面市粟生間谷東)跡地の活用に向けて、2021年4月か5月にも進出する開発事業者を決める公募手続きに入る。
中略(開発事業者の)候補者を選び、本年度の市議会で開発事業者決定に関する議案を議決する見通しだ。
市はこれまで学校法人やスポーツ団体、金融機関、ゼネコンらと接触し、跡地活用に関する提案を聞き、ニーズの把握を進めてきた。
(中略)市では、地域住民から地域の活性化に貢献する商業施設を望む声や教育機関、スポーツ施設などを求める意見を把握している。
引用・参照 https://www.decn.co.jp/?p=119496
大阪大学旧箕面キャンパス(箕面市粟生間谷東地区)は、箕面市が保有し、箕面市の東部地域のみならず市全体の魅力向上や賑わいを創出する活用策の公募を予定している。(2021年4月現在)
以前の計画(箕面市HP 2015年6月17日付)では「キャンパス移転後の跡地については、市が保有し、大阪大学と連携しつつ、スポーツ施設(総合運動場など)の整備を含め、有効な活用を検討します。」だったが、「市全体の魅力向上や賑わいを創出する活用策の公募を予定」に変更されたようだ。
引用 箕面市 https://www.city.minoh.lg.jp/machidukuri/handaiiten.html
