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大阪メトロ「なにわ筋線開業で 年間100億円減収も」日経新聞

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日経新聞によると、2031年春に「なにわ筋線」が開業すると、大阪メトロの「御堂筋線」「四つ橋線」の利用者が減少し、年間100億円近い減収となる可能性がある。

引用・参照

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48139450S9A800C1LKA000/

 

コメント

なにわ筋線開業で、大阪メトロの利益が減ることは、当ブログでも2019年6月15日に書いていた。

【関空アクセス】なぜ「なにわ筋線」は、2031年度完成と大幅に遅れたのか?

 

なにわ筋線開通による大阪メトロ御堂筋線の収益予想

項目 2017年度 なにわ筋線開通後の予想(-17%) 増減
営業収入(売上) 697億円 578億円 -119億円
経費 325億円 300億円 -25億円
営業利益 372億円 278億円 -94億円

2019年6月の当ブログ記事では、御堂筋線の利用者が20%減少する前提で試算をしたが、今回は、国土交通省公表の17%減少で試算してみました。

その結果、当ブログ試算では、御堂筋線で年間94億円の減収になると予想される。

鉄道の場合、1車両に100人乗車しても120人乗車しても、経費はほとんど変わらない。

御堂筋線は利用者が17%減少しても、乗車率は依然として100%超となるで減便はあまりできない。

したがって、運賃収入が17%減少するが、経費はそれほど減少しない。つまり、御堂筋線の利用者減少はそのままダイレクトに利益の減少となると思われる。

1995年の関西空港開港時は、大阪地下鉄は大阪市営だったため、大阪市としては年間100億円の減益となる「なにわ筋線」の建設に反対したのではないか?

大阪自民から大阪維新となり、大阪の地下鉄は「大阪メトロ」として民営化された。

そのため、大阪市主導で「なにわ筋線」建設が決まったのではないか?

市が市営地下鉄を運営することで、市全体、府全体の利便性よりも「市営地下鉄」の利益を優先していたのではないか?

 

なにわ筋線 概要

名称 なにわ筋線
路線長さ 約7.4km
運行本数 JR 特急3本/時・快速4本/時
南海 特急2本/時・急行4本/時
所要時間 最速38分(ラピート)・JR40分・(2023年 北梅田駅開業48分)
着工 2020年~2021年
開業予定 2031年春
事業費 合計 3,300億円
借入金 1,020億円
770億円(予想)
大阪府 590億円(予想)
大阪市 590億円(予想)
南海 198億円(予想)
JR西日本 132億円(予想)
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