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JAL 2025年「空飛ぶクルマ(ドローン eVTOL)」2025年度に事業化へ VoloCity

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VoloCity(出典©Volocopter)

JALは2025年度に「空飛ぶクルマ」を使った事業に乗り出す。三重県などで空港と観光地を結ぶ旅客輸送サービスを始める。

引用 日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73760930Q1A710C2MM8000/?unlock=1

JAL(ドローン eVTOL)概要

名称 VoloCity(当ブログ予想)
最高速度 110km/h
航続距離 35km
乗員 2名
離着陸方式 eVTOL(電動垂直離着陸機)
動力 リチウムイオン電池
推進方式 プロペラ推進
開発企業 ボロコプター社(Volocopte)ドイツ

三重県と実証実験や事業化に向けた連携協協定を提携しており、中部空港と対岸の三重県の観光地を結ぶ路線に就航する可能性がある。

JALは2020年にドイツ・ボロコプター社に出資している。

運賃については、2020年の情報では「15分 300ユーロ(約3万9000円)」とするものもある。一般的にヘリコプターの運賃は1分1万円とされるので、現在のヘリコプターよりも安い可能性がある。

米モルガン・スタンレーは40年までに世界の空飛ぶクルマの市場規模が1兆5千億ドル(約165兆円)に成長すると予測する。

ドイツのボロコプター社(Volocopte)は、新コンセプト機体「VoloConnect」を発表した。

それによると、4人乗り、巡航速度180km/h(最高速度250km/h)、航続距離100kmで都市間移動に利用できる仕様になっており、数年後の認証取得を目指している。

 

 

2030年代はリニアではなくドローン時代
2030年代にはリチウムイオン電池の2倍の蓄電量の「全固体電池」が普及すると言われる。単純に考えるとドローンの航続距離は2倍になる。
現在でも航続距離100kmの目途が立っているので、2030年代には航続距離300km程度は十分実現可能と思われる。
例えば、東京駅のホーム上に巨大なドローン用プラットホームを建設すれば、ドローン20機くらいは同時離陸できると思う。
1分間隔で離陸すると1時間で60回離陸でき、1時間の断面輸送人員は4乗りで4,800人と東海道新幹線と比較すれば少ないが、リニアの速達型の断面輸送力1時間当たり4,000人よりも多い。
東京は過密でドローンを飛ばす空域がないと思うかもしれないが、現在の新幹線の線路上空を飛行することはできるのではないか?
もしかすると、2030年代には、リニアは不要になって、ドローン時代になるかもしれない。
ドローン時代は大阪が圧倒的に有利
1600年以来、大阪は瀬戸内海と大阪市内の河川の水上交通により発展した。
ドローンは当面、住宅地上空を飛行するのではなく、海上や河川の上空を飛行すると予想される。
そうなると、大阪は水都と言われるくらい、河川があり、海に直接つながっており、この地形がドローン時代に再び有利になる可能性がある。
例えば、関空から海上を北上し、安治川から内陸に入り、中之島の超高層ビルの屋上のヘリポートにに着陸できる。また、淀川上空を飛行すれば「うめきた2期」にも直接着陸できるし、淀川を遡れば京都鴨川沿いの超高級ホテルまで飛行できるかもしれない。
さらに、ドローンを物流に利用すれば、大阪や京都から数百km圏内の水産物や農作物も朝に収穫すれば昼には大阪や京都のレストランでお客様に提供できるようになるかもしれない。
大阪府市の動きは遅い
ドローン輸送については三重県が先行しており、大阪府市の動きは遅い。
今、計画している中之島・堂島・うめきた2期の超高層ビルは10年以内に完成し、その頃にはドローン時代になっているかもしれない。
建設後にヘリポートを建設するのは、荷重の問題もあり難しいと思う。もちろん、現在のヘリポートよりも荷重は小さいと予想されるが、そういった基準はまだ国内にはない。
こういう先端技術に一早く対応することが、都市間競争に生き残ることに必要だ。
瀬戸内海がドローン輸送ルートに
ドローン輸送は、当面、海や河川の上空を飛行すると予想され、瀬戸内海がドローン輸送ルートになるかもしれない。
大阪から四国へは新幹線が直通しておらず、直線距離が150km~300kmと近い割に交通が不便だった。しかし、ドローンによる輸送が普及すれば、今まで陸上交通の難所であった「海」が、ドローンにとってメリットになる可能性がある。
以前、このブログで提案した「環 瀬戸内海都市構想」も、ドローンを利用した都市交通が発展すれば、兆円単位の建設費がかかる新幹線を敷設することなく、九州、四国、中国、関西が一体化するかもしれない。
一方、東京圏は内陸型都市圏であり、海上を利用したドローン輸送には適していない。2030年代ドローンによる交通革命が起これば、大阪が東京を凌ぐ日本一の経済都市として復活するかもしれない。
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