総務省の「住民基本台帳人口移動報告2017年」によると、
3大都市圏のうち、
- 「東京圏」東京・神奈川・埼玉・千葉は、+11万9779人の転入超過
- 「大阪圏」大阪・兵庫・京都・奈良は、-8,825人の転出超過
- 「名古屋圏」愛知・岐阜・三重は、-4,979人の転出超過
となっている。
「大阪圏」全体が衰退しているような印象を受ける。しかし、大阪府は+2,961人の転入超過となっている。
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総務省の「住民基本台帳人口移動報告2017年」の「大阪圏」の各府県をピックアップしてみた。
府県名 | 転入超過(+)転出超過(-) |
大阪府 | +2,961人 |
京都府 | -1,662人 |
兵庫県 | -6,657人 |
奈良県 | -3,467人 |
合計 | -8,825人 |
http://www.stat.go.jp/data/idou/2017np/kihon/pdf/all.pdf
「大阪圏」のうち、大阪府は+2,961人と転入超過となっているが、兵庫県は-6,657人と転出超過になっており、「大阪圏」全体では、転出超過となっている。
転入超過市町村ランキング(2017年)
順位 | 市町村名 | 転入超過 |
1 | 東京区部 | +61,158人 |
2 | 大阪市 | +10,691人 |
3 | 札幌市 | +8,779人 |
4 | 福岡市 | +8,678人 |
5 | さいたま市 | +8,234人 |
6 | 川崎市 | +7,502人 |
7 | 名古屋市 | +4,874人 |
8 | 流山市(千葉) | +3,909人 |
9 | 柏市(千葉) | +3,153人 |
10 | 船橋市(千葉) | +2,813人 |
11 | 明石市(兵庫) | +2,274人 |
市町村単位で見ると、大阪市+10,691人と全国で2番目に転入超過が多い。また、明石市も全国11位に入っている。
転出超過市町村ランキング(2017年)
1 | 北九州 | -2,248人 |
2 | 堺市(大阪府) | -2,211人 |
3 | 長崎市 | -1,888人 |
4 | 那覇市 | -1,537人 |
5 | 神戸市(兵庫県) | -1,507人 |
大阪府堺市が転出超過人数-2,211人で全国2位となっている。これは大阪府内でも大阪市と北摂地域に人口が集中しているためと思われる。
神戸市は転出超過-1,507人で全国5位となっている。
大阪圏全体では転出超過の-8,825人だが、大阪府は+2,916人と転入超過となっている。
しかし、兵庫県は-6,657人の転出超過で「大阪圏」の中で兵庫県の転出超過が最も多い。