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JR西日本 2025年万博に向け新大阪から桜島駅まで直通電車、JR「桜島駅」改良・バスアクセス強化

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新大阪駅(筆者 撮影)

JR西日本は、2025年の大阪・関西万博に向けJR新大阪駅からJR桜島駅まで直通電車を運行する。

また、同時にJR「桜島駅」2Fに改札口を新設し、陸橋(ペデストリアンデッキ)を設置し、バス乗り場へのアクセスを強化する。

万博期間中(約半年)の入場者数は2,820万人、1時間当たりの最大来場者数は9万人と予想されている。

 

当ブログの試算ではJR新大阪駅から万博会場へ向かう来場者は1時間当たりの最大2万人と予想される。

万博会場への専用シャトルバスは1時間100便運行するとしても輸送力は5,000人(1時間当たり)しかなく、バスアクセスだけでは対応できない。

そのため、JR西日本も輸送力を強化するものと思われる。

 

JR新大阪~JR桜島駅

現在と直通の比較 乗換駅 所要時間 運賃
現在 大阪駅と西九条駅の2駅 26分 220円
直通運転 乗換無し 20分 220円(予想)

直通運転
現在、JR新大阪から万博会場の最寄り駅「JR桜島駅」へは、JR大阪駅かJR西九条駅で乗り換える必要がある。
JR新大阪からJR桜島駅まで直通運行することにより、乗り換えを不要とするもの。
(現在も一部列車はJR大阪駅からJR桜島駅まで直通運転している)
JR桜島駅の改良
右側がJR桜島駅
現在のJR桜島駅の構造では、道路を横断して反対側の「バス乗り場」まで移動する必要があり、混雑する可能性がある。
そこで、JR桜島駅の2階に改札口を新設し、道路を横断する陸橋(ペデストリアンデッキ)を設置し、バス乗り場へのアクセスをスムーズにするもの。

 

桜島駅(JR桜島線)

名称 桜島駅
所在地 大阪市此花区桜島1丁目2-5
路線 桜島線(JRゆめ咲線)
西九条駅起点 4.1km
ホーム 1面2線
開業 1910年

地図

 

万博会場(夢洲)への鉄道延伸計画

延伸計画 建設費 距離 完成時期
大阪メトロ(中央線)延伸計画 540億円 約3km 2024年度
JR(桜島線)延伸計画 1,700億円 約6km 工期9年~11年
京阪(中之島線)延伸計画 3,500億円 約11km 工期10年~11年

JR西日本も万博会場である「夢洲」への鉄道延伸を検討しているが、建設費が1,700億円、工期も9年~11年かかる。

そのため、開催期間が半年の万博のためだけに鉄道を延伸することはできない。

 

「新大阪-万博」のアクセス試算

事業者 ルート 交通手段 所要時間 予想運賃 最大輸送力(1時間片道)
JR西日本 新大阪~桜島~会場 鉄道 30分(鉄道20分+バス10分) 鉄道220円+バス200円 8,000人(15分に1本)
博覧会事務局 新大阪~桜島~会場 バス 20分(直通) 500円~800円(予想) 5,000人(100台)
大阪メトロ 新大阪~本町~会場 鉄道 35分(本町駅乗換) 400円(予想) 12,000人

新大阪~万博会場まで2026年開通の阪神高速淀川左岸線を開通前に「シャトルバス専用道路」として使用するルートは所要時間20分と最も速い。しかし、バス100台を投入しても1時間当たり片道5,000人しか輸送できない。

当ブログ試算では、新大阪駅で「東京・名古屋方面(下り)」「博多・岡山方面(上り)」合計で1時間当たり最大1万5000人~2万人が下車して万博へ向かうと思われる。

その場合、シャトルバスだけでは対応できない。

JR西日本や大阪メトロを利用すると1時間当たり最大2万5000人まで対応できると予想される。

また、万博全体の1時間当たりの最大来場者数は9万人とされており、アクセス手段を多重化する必要があった。

道路の改良としては「夢舞大橋の拡張(4車線⇒6車線)」が計画されている。

 

2020年JR西九条駅の大阪駅側に「渡り線」新設

現在、JR西九条駅は外側(両側)に「大阪環状線(内回り・外回り)」、中央に「JRゆめ咲線」の線路がある。

特急「はるか」「くろしお」は中央の「JRゆめ咲線」を使用しているが、混雑緩和のため北側の貨物線から南側の大阪環状線(内回り)への「渡り線」を2020年に新設する。

これにより、中央の線路は「JRゆめ咲線」専用となり、JR西日本の直通電車も中央の線路を使用すると思われる。

 

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