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全国百貨店店舗別売上高(2024年)、1位伊勢丹新宿本店(4,100億円)、2位阪急うめだ本店(3,600億円)、3位JR名古屋タカシマヤ(2,136億円)

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阪急うめだ本店

日経新聞によると、2024年(1月~12月)の全国百貨店の店舗別売上高で、1位伊勢丹新宿本店(4,100億円)、2位阪急うめだ本店(3,600億円)、3位JR名古屋タカシマヤ(2,136億円)、4位髙島屋大阪店(2,070億円)となった。

1位は東京の伊勢丹新宿本店(4,100億円)だったが、2位は大阪の阪急うめだ本店(3,600億円)、4位も大阪の髙島屋大阪店(2,070億円)と大阪地区の百貨店が健闘した。

東京で2番手の髙島屋日本橋店(1、670億円)は全国5位だった。

  • 東京:伊勢丹新宿本店(4,100億円)+髙島屋日本橋店(1、670億円)=5,770億円
  • 大阪:阪急うめだ本店(3,600億円)+髙島屋大阪店(2,070億円)=5,670億円
  • 名古屋:JR名古屋タカシマヤ(2,136億円)+松坂屋名古屋店(1,315億円)=3,451億円

東京と大阪のそれぞれ1位と2位の店舗の売上高の合計はほぼ同じ規模だが、名古屋は東京や大阪の約6割の規模になっている。

 

全国百貨店店舗別売上高(2024年)
順位 店舗名 売上高(単位:億円)
1位 伊勢丹新宿本店(東京) 4,100億円
2位 阪急うめだ本店(大阪) 3,600億円
3位 ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋) 2,136億円
4位 髙島屋大阪店(大阪) 2,070億円
5位 髙島屋日本橋店(東京) 1,670億円
6位 三越日本橋本店(東京) 1,600億円
7位 髙島屋横浜店(横浜) 1,420億円
8位 西武池袋本店(東京) 1,400億円
9位 松坂屋名古屋店(名古屋) 1,315億円

西武池袋本店の建物の大部分はヨドバシHDに買収され、大規模リニューアル中で売上高が減少した。

リニューアル後もヨドバシカメラがテナントとして入居するため、百貨店部分の売上高は以前よりも減少すると予想される。

具体的には、西武池袋の総売場面積約8万8000㎡だったが、約4万8000㎡に縮小され、ヨドバシ部分が約4万㎡になると報道されている。

 

東京と大阪の百貨店の違い

東京の百貨店は、格上の「呉服店系百貨店」と格下の「電鉄系百貨店」に分かれる。

しかし、立地的には格下の「電鉄系百貨店」が一等地である山手線の主要駅にあり、格上の「呉服店系百貨店」は山手線の主要駅にない。

格上の「呉服店系百貨店」の立地が一等地ではないことが、東京の百貨店が相対的に弱い理由だと思う。

一方、関西では「呉服店系百貨店」と「電鉄系百貨店」という言葉自体が一般的でなく、どちらが格上・格下というヒエラルキーもない。

そのため、JR大阪駅・梅田という一等地にある「阪急うめだ本店」が大阪地区で売上高が1位となっている。

ちなみに、H2Oリテイリングの傘下の「阪神梅田本店」は「阪急うめだ本店」と最短距離で50mしか離れていない。

2店の売上高は700億円と3,600億円で合計4,300億円となり、伊勢丹新宿本店(4,100億円)を上回り、事実上の売上高日本1位の百貨店と言えるかもしれない。

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