出典(三菱地所、鹿島建設、ヒルトン)
三菱地所、鹿島建設、ヒルトンは沖縄県宮古島市に「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」を2023年6月に開業する。
ホテルの規模は、地上8階・329室・延床面積約28,000㎡で、三菱地所と鹿島建設が開発・建設し、ヒルトン沖縄宮古島リゾートがホテル運営を担当する。
沖縄県本島以外の離島で初めてのヒルトンブランドホテルとなる。
場所は沖縄県宮古島市の伊良部大橋の近くで宮古空港から7km(車で15分)、下地島空港から13km(車で25分)の「トゥリバー地区」で、宮古島の市街地・平良港にも近い。
宮古島トゥリバー地区(ANA機から筆者撮影)
飛行機からの写真では、宮古島とは幅の狭い水路で隔てられているように見える。
よりプライベート感のあるリゾート地になると予想される。
地図
ヒルトン沖縄宮古島リゾート 概要
出典 三菱地所、鹿島建設、ヒルトン
施設名 | ヒルトン沖縄宮古島リゾート |
所在地(地番) | 沖縄県宮古島市平良字久貝アゲタ550-7 |
敷地面積 | 53,909㎡ |
ホテル棟建築面積 | 6,478.77㎡ |
ホテル棟延床面積 | 28,368.43㎡ |
階数 | 地上8階 |
高さ | 38.82m |
客室数 | 329室 |
建築主 | 三菱地所・鹿島建設 |
ホテル運営 | ヒルトン沖縄宮古島リゾート |
設計 | 鹿島建設 |
設計監修 | 観光企画設計社 |
内装デザイン | Wimberly Interiors |
ランドスケープデザイン | WATG、ランドスケープデザイン |
コンストラクションマネジメント | 三菱地所設計 |
施工 | 鹿島・國場・大米特定建設工事共同企業体 |
着工 | 2021年2月28日 |
竣工 | 2023年2月末 |
開業 | 2023年6月 |
宮古島トゥリバー地区(出典 三菱地所、鹿島建設、ヒルトン)
エントランス空間(出典 三菱地所、鹿島建設、ヒルトン)
オールデイダイニング(出典 三菱地所、鹿島建設、ヒルトン)
付帯施設
- オールデイダイニング
- シグネチャーレストラン
- ロビーバー
- ルーフトップバー
- エグゼクティブラウンジ
- ミーティングルーム
- ボールルーム(宴会場)200㎡超
- フィットネスルーム
- スパ
- キッズルーム
- 屋内プール
- 屋外プール(ファミリー向け、キッズ向け、静寂を好む大人向けの3つ)
- プールバー
- ウェディングチャペル
三菱地所は2017年3月にトゥリバー地区の土地約130,000㎡を30億円で購入しており、うち約54,000㎡が「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」の敷地となる。
道路面積を考慮してもほぼ同規模の宿泊施設をもう1棟建設することができる。
2020年7月1日、沖縄本島北部に「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」のホテル棟が開業し、2021年にタイムシェア・リゾート棟が開業する。
当ブログの予想では、本件ホテル以外に、同規模の「長期滞在用施設」が建設される可能性があると思う。
また、ホテルに隣接して4階建て約200室の社員寮も建設する。
みやこ下地島空港ターミナル
三菱地所は沖縄県宮古島本島と伊良部大橋で接続されている「下地島」の「みやこ下地島空港ターミナル」を2019年3月に開業・運営しており、「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」を建設・開発することで相乗効果が期待できる。
名称 | みやこ下地島空港ターミナル |
所在地 | 沖縄県宮古島市伊良部字佐和田1727番地 |
階数 | 1階 |
構造 | RC造+CLT造 |
敷地面積 | 32,586㎡ |
施設面積 | 12,027㎡ |
開業日 | 2019年3月30日 |
施工者 | 株式会社國場組・株式会社大米建設/特定建設工事共同企業体(CLT工事:山佐木材株式会社) |
設計者 | 株式会社日建設計 |
インテリアデザイン | 株式会社乃村工藝社A.N.D |
宮古空港及び下地島空港の就航路線
国内線
羽田空港、成田空港、関西空港、神戸空港、那覇空港、
国際線
香港空港