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道頓堀川が綺麗になる?「平成の太閤下水」と「中浜下水処理場の改修」

2018/04/01

道頓堀川の水質が悪い理由

大阪市内の下水道普及率は97%にもかかわらず、道頓堀川の水質は悪かった。

その理由は、大阪市の下水道は雨水と汚水を一緒に流す「合流式下水道」で、大雨が降ると、下水の処理能力を超えた一部の汚水が河川に放流されていたからだ。

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平成の太閤下水

大量の降雨時に、一時的に下水を貯めるのが「平成の太閤下水」で、西天満~天王寺間(松屋町筋)の地下50mに内径6m×長さ4.8kmの下水道が建設がされ、14万トンの下水を貯留できる。

この「平成の太閤下水」は2015年頃に供用開始されており、1時間に60mmの降雨でも雨水を貯めることができる。その結果、汚水が河川に放流されることはほとんどなくなった。

大阪市内河川水域平均BOD(生物化学的酸素要求量mg/L)

S47 S57 H4 H14 H24 H25 H26 H27 H28
BOD 10.1 4.5 2.9 2.3 1.5 1.4 1.1 1.2 1.0

出典 大阪市

BOD 3.0mg/L以下なら水道水に使用できる。大阪市内河川平均のBODは水道水基準を達成している。しかし、道頓堀川では大腸菌が検出されており、水道水には適さない。

 

中浜下水処理場の改修

出典 大阪市

今後は、老朽化した中浜下水処理場(大阪市城東区)の改修を行い2021年3月末の完成を目指している。

具体的には、膜分離活性汚泥法(MBR)という「微生物による処理と膜による分離処理を組み合わせた水処理方法」を導入する。

MBR下水処理システムでは孔径0.2μmの膜でろ過することにより、大腸菌ゼロの非常に綺麗な処理水を作り出すことができる。

この超高度処理水を東横堀川に送水することで、道頓堀川・東横堀川の水質を改善する。

このMBR下水処理システムは「クボタ」が106億円で受注している。

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