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阪急「新大阪連絡線」はどうなった?【なにわ筋連絡線】

2019/08/11

新大阪阪急ビル

阪急電鉄は、十三駅から新大阪駅まで地下新線「阪急新大阪連絡線」の建設を検討しており、十三駅からJR北梅田駅までの新線「なにわ筋連絡線」の計画もある。

阪急電車の既存路線は標準軌(1,435mm)だが、新路線は、狭軌(1,067mm)で敷設され、南海電鉄が「新大阪~関空」特急で乗り入れすると予想されている。

 

阪急新路線概要

路線 区間 建設費 距離
阪急新大阪連絡線 阪急十三~新大阪 590億円 2.1km
なにわ筋連絡線 阪急十三~JR北梅田駅 870億円 2.5km

路線図 出典 大阪市(当ブログで一部加筆)

この2路線の計画はどうなったのか?

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コメント

個人的な予想では、2019年3月に「JRおおさか東線」が開業したことで、阪急の2つの新路線計画の実現可能性は低くなったと思う。

 

新大阪での「なにわ筋線」乗換予想

阪急「新大阪線」は、現在の新大阪阪急ビルの地下に(仮称)阪急新大阪駅が建設される計画で、新幹線から乗り換えに時間がかかる。

一方、新幹線から「JRなにわ筋線」に乗り換える場合、新幹線乗り換え口に最も近い「在来線1番のりば」に行けばいいので、圧倒的に「JRなにわ筋線」の方が便利だ。

また、利用者にとっても関空特急が「JR線ホーム」と「阪急の新大阪地下駅」と分かれるのは不便だ。

さらに、JR新大阪~北梅田駅はJRが建設費を負担するので、南海電鉄は建設費を負担せずに線路使用料だけを支払えばいい。

阪急の「なにわ筋連絡線」や「新大阪連絡線」は、狭軌で建設されるが、阪急電鉄は狭軌の車両を保有していない。

そのため、南海電鉄だけが線路使用料を負担することになりコストが高くなる。

したがって、南海電鉄にとって阪急の(仮称)新大阪地下駅に乗り入れするメリットは何もない。

 

阪急京都線の利用者

阪急京都線からは、淡路駅げ「おおさか東線」に乗り換えると2駅で新大阪駅に行ける。しかし、新幹線乗り換え口に最も近いホームを利用できるので、阪急の新大阪連絡線はメリットがない。

 

阪急宝塚線の利用者

阪急新大阪連絡線は十三駅の地下ホームになると思われるので乗り換えに時間がかかるし、新大阪も地下駅から高架の新幹線ホームまで行く必要がある。

現在のJR大阪駅乗り換えで新大阪に行く場合と比較して劇的に便利という訳でもない。

また、阪急宝塚線(梅田行)利用者は十三駅で下車したホームと同じホームで阪急京都線に乗り換ることができる。その後、阪急淡路駅で「おおさか東線」に乗り換えて新大阪に行ける。

 

阪急神戸線の利用者

そもそも、阪急神戸線はJR神戸線の数百m北側を平行して敷設されている。したがってこのエリアの利用者は阪急線とJR線の2路線を利用することができ、新大阪に行く場合、JR線を利用しているので、「阪急新大阪連絡線」を選択するメリットは少ない。

 

まとめ

利用者の立場から言うと、「おおさか東線」が開業し予想外に使い勝手がいい。したがって「阪急新大阪連絡線」のメリットは少ない。

むしろ、阪急電鉄は淡路駅を西宮北口駅に匹敵するターミナル駅として開発する方がいいのではないか?

もし、阪急新大阪連絡線と建設するのであれば、大阪メトロ四つ橋線と接続する方がいい。しかし、四つ橋線と接続するには阪神電鉄梅田駅と干渉するので簡単ではない。

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