【2020年予想】大阪・京都のホテルは供給過剰となるか?

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ザ・ロイヤルパークホテルズ大阪御堂筋(2020年春開業)

2019年の1年間で大阪内だけで10,000室以上のホテルが開業する。

今後、ホテルは過剰とはならないのか?

 

2018年(1月~12月)都道府県別延べ宿泊人数

延べ宿泊者数外国人比率
東京都6,120万人2,176万人35.5%
大阪府3,576万人1,389万人38.8%
京都府1,828万人571万人31.2%
兵庫県1,247万人117万人9.4%
  • 大阪に宿泊する日本人は単身の出張も多いのでホテル1室当たり1.5人で計算、外国人は1室2名で計算。
  • 京都の場合は、日本人も外国人も観光客が多いので1室2名で計算。
  • 神戸については、大阪と京都の平均値から予想。
都市名外国人のホテル需要(2019)日本人のホテル需要(2019)ホテル需要合計(2019)2020年1月予想客室数2020年1月予想ホテル稼働率
大阪19,000室40,000室59,000室70,000室84%
京都8,000室17,000室25,000室35,000室71%
神戸1,000室10,000室11,000室15,000室73%
合計43,000室70,000室101,000室120,000室84%

2020年の大阪のホテル稼働率の予想は84%で、日本全体のホテル稼働率約70%よりも引き続き高い。

京都と神戸も平均的なホテル稼働率なので極端な「過剰」とは言えない。

大阪のホテルは、近年客室面積13平米のビジネスホテルが多く開業した。

その結果、客室面積20平米~40平米のツインルームが不足しており、今後は、客室面積20平米~40平米のアップスケールホテルが増加する可能性ある。

ちなみに、2019年2月の大阪市内の主要13ホテルの平均稼働率90.5%と高水準だったが、前年比では-2.4%の低下となった。

閑散期の2月のホテル稼働率が90.5%とは、ありえない高い数字だ。

ホテルが開業し客室に余裕ができると訪日観光客も増加し、関空国際線利用者も増加する可能性がある。

 

長期滞在者が増加する?

例えば、ホテルの平均稼働率が90%なら、土曜日はほぼ100%満室で、土曜日の予約が取れないため10日連続で予約できないことが多い。

世界的には2週間~3週間の旅行する人が多い。そういう旅行者の中には、5日しか予約できないから日本旅行を断念している人もいるかもしれない。

したがって、ホテル稼働率が80%まで下がっても、逆に長期滞在者が増加し、ホテル稼働率は底堅く推移すると思われる。

個人的予想では、2020年頃までは、ホテル稼働率が極端に低下することはないと思う。

ただ、京都のホテル稼働率は2020年で71%と予想され、大阪よりもホテル稼働率が低いかもしれない。

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