完成予想図(出典 泉佐野市)
2019年12月25日、関空アイスアリーナは関空の対岸大阪府泉佐野市の「りんくう公園」内に開業した。
国際大会規格のメインリンク(60m×30m)、カーリングレーン2面、最大座席1,500席(固定座席は約500席)という規模で、スケート選手の練習場不足に対応するが、一般利用(大人1,600円)も2020年1月2日から可能となっている。
一般社団法人「関空アイスアリーナ」が事業を行い、2018年12月に「ネーミングライツ・スポンサー企業」は「木下グループ」に決定した。
設計は安井建築設計事務所、施工は淺沼組・日本土木建設が担当した。
利用時間と料金(2020年2月1日~)
一般利用時間帯 | 平日12時~18時(最終入場17:00)/土日祝10時~18時(最終入場17:00) |
一般滑走料 | 大人1,600円/中高生1,300円/小学生以下900円 |
貸靴料 | 1足500円 |
観覧・付添料 | 1人400円 |
所在地 | 大阪府泉佐野市りんくう往来北1-23 |
電車 | JR・南海「りんくうタウン駅」から北へ徒歩5分~10分 |
駐車場 | 最初30分無料・120分まで(300円)/平日24時間最大500円/土日祝24時間最大700円/122台 |
(プロスケーター営業時間予定) | (4時30分~25時30分予定) |
2019年10月撮影
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2019年10月撮影
3m~5m高い位置に建設されている。
2019年10月撮影
施設配置図(出典 泉佐野市)
位置図
2019年10月(りんくうタウン駅から撮影)
2019年10月
手前の公園、道路、駐車場は泉佐野市の事業だが、まだ完成していない。
土地利用計画(出典 泉佐野市)
リンクの広さ
リンク | 縦 × 横 |
メインリンク | 60m×30m |
カーリングレーン2面(サブリンク) | 45m×10m |
出典(泉佐野市)
最大座席数1,500席
座席種別 | 座席数 |
2F固定座席(2F) | 500席(488席という情報もある) |
仮設座席 | 680席 |
最大座席数 | 1,500席 |
2Fに固定席約500席(488席という情報もある)が設置される。また仮設席は680席で、最大座席数は1,500席まで対応できる。(固定席+仮設席+αということか?)
リンクを囲む約200メートルのフェンスは約2時間で取り外すことができるイタリア・ENGO社製のシステムを日本で初めて導入。大型スクリーンも設置し、スケート以外のイベントにも簡易に活用できるようにする。
この場合、スケートリンクの上に断熱床材を敷き3,000㎡、最大収容人員3,000人の大型ホールとして利用できる。
関空アイスアリーナ 物件概要
名称 | 関空アイスアリーナ |
住所 | 泉佐野市りんくう往来北1-23他 |
用途 | スケートリンク |
敷地面積 | 15,216平米 |
延床面積 | 4,732.5平米 |
スケートリンク | メインリンク(60m×30m)/カーリングレーン2面(45m×10m) |
座席数 | 最大1,500席 / 通常(固定席488席+仮設席680席=1,168席) |
階数 | 地上2階 |
事業者 | MULプロパティ |
設計 | 安井建築設計事務所 |
施工 | 淺沼組・日本土木建設 |
着工 | 2018年9月 |
竣工 | 2019年9月 |
開業 | 2019年12月25日 |
りんくうタウンのりんくう公園予定地10.4ヘクタールの敷地の一部10,516平米に「関空アイスアリーナ」を建設する。
2018年1月19日、大阪府泉佐野市は「関空アイスアリーナ整備事業者選定委員会」において、三菱UFJリース(MUL)のグループ会社「MULプロパティ株式会社」を最優秀提案者に決定した。
また、西日本初の常設カーリング場(長さ45m×2レーン)を設置する。
構成企業
MULプロパティ株式会社 |
株式会社安井建築設計事務所 |
株式会社淺沼組 |
日本土木建設株式会社 |
スキーム
大阪府が所有する「りんくう公園予定地」10.4ヘクタールを泉佐野市が借り、民間事業者「MULプロパティ」がアイススケートリンクを設計・建設し、市に20年の賃貸借契約でリースする。
年間リース料は約1.4億円で20年間のリース料は総額約28億円となる。
さらに泉佐野市は、一般社団法人「関空アイスアリーナ」にリース契約で貸し出す。
りんくう公園
ゾーン名 | 面積 |
スケートリンクゾーン | 約43,000平米 |
飲食ゾーン | 約33,000平米 |
バス駐車場ゾーン | 約21,000平米 |
緑地ゾーン | 約21,000平米 |
合計 | 約118,000平米 |
コメント
事業費は「関空アイスアリーナ」単体で15億9500万円、全体構想で約40億円と推定される。(事業費28億円あるいは30億円という報道もある)
スケートリンクはナショナルトレーニングセンターとしても機能できる通年型とし、国際規格リンクを設置し、仮設も含めると観客席は最大1,500席で国際大会も開催可能となる。
当初は30m×60mのリンクを2面設置する計画だったが、「メインリンク30m×60m」、「カーリングレーン45m×10m (2レーン合計)」(サブリンク兼用)となったようだ。