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【2018年11月】神戸空港の国際化はどうなる?【当ブログの予想】

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2018年11月にも「関西3空港懇談会」が開催され、「神戸空港の国際チャーター便」が認められると報道されていたが、11月下旬になっても、3空港懇談会は開催されていない。

神戸空港の国際化はどうなるのか?

2018年11月に、神戸空港に行って見ました。

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神戸空港の駐車場(2018年11月撮影)

神戸空港の年間利用者数は2017年度に307万人と過去最高を記録しただけあって、駐車場は満車に近い。

ただし、神戸空港の駐車場料金は、搭乗者の場合最初の24時間は無料、その後も1日1,000円なので、出張や旅行期間中2~3日くらいは置きっぱなしも多いと思われる。

また、中国四国地方からの利用者も多いという。

 

神戸空港路線別利用者数(2017年度)

路線 利用者数
羽田 110万人
那覇 54万人
新千歳 53万人
長崎 32万人
鹿児島 20万人
茨城 20万人
仙台 15万人
合計 307万人

神戸空港の年間利用者数は307万人だが、うち「羽田~神戸~長崎」の経由便利用者は57万人いる。

また「神戸~茨城路線」の20万人も「神戸~鹿児島」の20万人と同じ利用者数で、違和感を感じる。

「神戸~茨城」の需要って「神戸~鹿児島」の需要と同じくらいあるのか?

茨城空港発~神戸経由の長崎便や沖縄便需要も含まれている可能性もあり、神戸市民の空港利用者数は、60万人~100万人かもしれない。

 

神戸空港のロビー

午後4時くらいの神戸空港は保安検査待ちの行列が出来ていた。飛行機1便が遅延し、2便の搭乗時間が重なったのが理由かもしれない。

神戸空港は飛行機に乗り慣れていない利用者が多いので、保安検査に時間がかかるためかもしれない。

神戸空港に行って見た感想は、表面上は利用者が多い。これなら国際線需要もあるのではと思わせる。

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当ブログの予想

2018年11月、神戸空港に行ってみて、神戸空港の国際線は1日1往復~2往復程度の需要はあると思われる。

ただし、小型機(ボーイング737型機)の搭乗が2便重なっただけで、空港では行列ができる。

国際線を就航させるなら、空港ターミナルの規模拡大、保安検査員の増員などコストが増加する。

国際線を1便~2便就航させても、空港運営会社としては、費用が増加するだけで、国際線就航は赤字の可能性もある。

国際線を黒字化するには1日20便~30便程度の就航が必要になるのかもしれない。

そうなると、関空の国際線が減少する可能性がある。

3空港全体で見れば、国際線利用者数は減らなくても、神戸空港国際線の分だけ年間数億円の費用が増加すると、空港運営会社全体では、損失になる可能性がある。

 

まとめ

神戸空港国際線は1日1往復~2往復の需要はあるものの、空港運営会社的には費用がかかるだけで赤字になる可能性がある。

空港運営会社である「関西エアポート」は民間企業なので、いくら社長と言えども、会社に損害を与えるような決断はできない。

結局のところ、神戸空港国際線就航により関西エアポートの会社全体で利益がでる計画でないと、神戸空港国際線は不可能と思われる。

現在の空港運営では、非航空収入(免税店の売上等)が約50%なので、神戸空港に国際線を就航させて黒字化するには、免税店の設置が必要になると予想される。

国際チャーター便で1日1便~2便の就航では、免税店の売上もあまり期待できない。

 

空港運営会社と関西3空港懇談会との関係

当ブログの理解では、伊丹空港廃港など重要な変更は「関西エアポート」の意向に反して「関西3空港懇談会」が決定することはできないと思われる。

したがって、神戸空港への国際線就航についても、「関西3空港懇談会」だけで決定するのは不可能と思われる。

現状、神戸空港国際線就航で、「関西エアポート」全体で増益となる見通しがないなら、神戸空港国際化は困難かもしれない。

神戸市が神戸空港国際化を希望するなら、関西エアポート全体で増益となるシナリオを考える必要があると思う。

 

今後の予想

空港運営会社は、「神戸空港国際線は儲からないから就航しない」と言えば、世間から批判されるので、そうは言わないだろう。

しかし、空港運営会社の幹部は民間企業でキャリアを積んできたので、「ダンマリ」姿勢と思われる。

そのうち、うやむやになるのを待っているのかもしれない。

あくまでも、個人の予想です。

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