みなと銀行系のシンクタンク「ひょうご経済研究所」は、神戸空港の国際化(2025年4月国際チャーター便就航)に伴う経済波及効果の推計を発表した。
国際チャーター便で神戸空港を訪れたインバウンド(訪日外国人)が兵庫県内で及ぼす経済波及効果が年間104億2900万円、新たに960人の雇用を生み出す効果があると試算した。
参照 産経新聞
便数 | 週40往復(約2080往復/年) |
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搭乗率 | 80% |
神戸空港の外国人利用者数 | 年間30万人(うち神戸に宿泊する外国人は10万人か?) |
経済波及効果 | 年間104億2900万円 |
雇用創出効果 | 960人 |
コメント
観光庁の「訪日外国人消費動向調査」などをベースにした1人当たりの消費額と掛け合わせるなどして、経済波及効果を推計した。

観光庁「訪日外国人消費動向調査」
観光庁の「訪日外国人消費動向調査」では、外国人1人当たりの国内消費額(宿泊費・飲食費・交通費など)は10万円と記載されている。
経済効果が年間104億円から逆算すると、外国人は10万人になる。
しかし、神戸空港を利用する外国人は30万人と予想していることから、そのうち神戸市内に宿泊する人数は10万人ということかもしれない。
当ブログの推定が正しいならば、神戸空港を利用する外国人30万人のうち20万人は神戸市外に宿泊し、神戸市内に宿泊する人数は10万人ということになる。
つまり、67%の外国人は神戸を素通りするということかもしれない。