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神戸空港をビジネスジェットの拠点に【関西エア構想】

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神戸新聞によると、「関西エアポートは、神戸空港をビジネスジェットの拠点とする構想がある」という。

引用・参照 神戸新聞

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201901/0011993871.shtml

羽田空港はビジネスジェットが駐機できる期間が5日間で、成田空港は30日間駐機できるが将来的に駐機場が不足すると見込まれている。

そこで、神戸空港をビジネスジェットの拠点として活用する構想が浮上している。

2017年のビジネスジェット発着回数は日本全体で5,190回だが、神戸空港は年間10回~30回程度だった。

着陸料収入

例えば、ホンダジェットの最大離陸重量は4,173kgで、神戸空港の着陸料は1トン当たり1,100円(25トン以下)なので、約5,000円となる。

年間100回としても、年間着陸料収入は50万円にしかならない。

6時間以上停留する場合は、別途停留料やターミナル使用料(1回21,000円)が入ってくるが、年間100回程度なら、年間売上は、1,000万円以下と予想される。

 

コメント

現在、日本でビジネスジェットをチャーターする場合、グアムや岡山空港に駐機しているビジネスジェットを利用者のいる空港(例えば羽田空港)に飛ばして、利用者を乗せ、チャーターが終われば、またグアムや岡山空港に戻っている。

結局、ビジネスジェット利用者は、羽田空港や成田空港に多い。ビジネスジェットで羽田・成田空港で利用者を下ろして、その後、神戸空港に数日間駐機するだけになるのではないか?

神戸市の「やってます」アピールに関西エアポートが応じようとしているだけで、これで神戸市が発展するとは思えない。

こういうつまらないアピールのために、無駄な仕事が増えるだけで、神戸にとってはむしろマイナスの経済効果ではないか?

当ブログの試算では、ビジネスジェットの着陸料は1回約5,000円で、経済効果なんて期待できない。新聞も着陸料について報道すべきではないか?

一般の神戸人は

「神戸空港がビジネスジェットの拠点になるんやって」→「これで神戸も発展するだろう」

とミスリードされてしまうのではないか?

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